ブエルタ・ア・エスパーニャ2020

STAGE 16

第16ステージ

サラマンカ>シウダード・ロドリゴ

162km
11月6日(金)午後11:35 - 深夜2:00
/J SPORTS 4J SPORTSオンデマンド
ウルリッヒ、ヴィノクロフに続く、20年ぶりの区間勝者を迎え入れる
 

コースの特徴

第16ステージ

ポルトガル発のフラットステージの予定が組まれていたが、やはり前区間に続いて、新型コロナウイルスの影響で隣国行きは取り止められた。代わりに国境線の近くで、またしても山岳ステージが争われる。総合上位選手も、集中力を切らすことは決して許されない。

代替スタート地に選ばれたサマランカから、荒野の一本道へと走り出す。ステージ序盤45kmは道幅も広く、起伏はほとんどない。沿道にはスペインらしい荒涼とした風景が広がり、もちろん強風が吹いたらひとたまりもない。

ただし今区間の難問は、むしろ2つの峠だ。コース半ばでフランシア山塊に足を踏み入れ、まずは2級ポルティリョ峠に取り組む。登坂距離13.8kmの山道は、平均勾配だけ見れば4.4%と緩やか。ただし上り始めの1kmは9%で、その後も勾配は下がったり上がったりと一定ではない。ポルティリョ峠は下りも最大限に注意すべし。ガードレールの存在しない細道は、きついヘアピンカーブの連続だ。

残り47km地点から上り始める1級ロブレド峠(11.7km)もまた、平均勾配3.8%というデータはあてにはならない。なにしろ途中2kmのダウンヒル込みの数値なのだ。上り後半6kmだけみれば、勾配は約7%に跳ね上がる。1km続く10%超のゾーンさえあり、最大は12%。メイン集団はここで小さく絞り込まれるだろう。

1級山岳から下った先で中間スプリントを争った後、ラスト20kmは下り基調。同フィニッシュ地は1999年の同年覇者ウルリッヒ、2000年のヴィノクロフに続く、20年ぶりの区間勝者を迎え入れる。

文:宮本あさか


Difference in height
高低差図
第16ステージ
Time schedule
タイムスケジュール
距離 ポイント 現地時間 日本時間
40KM/H 38KM/H 36KM/H 40KM/H 38KM/H 36KM/H
0km地点 スタート地点 13:00 13:00 13:00 21:00 21:00 21:00
90.8km地点 2級山岳 15:16 15:23 15:31 23:16 23:23 23:31
126.7km地点 1級山岳 16:10 16:20 16:31 0:10 0:20 0:31
139.7km地点 中間スプリント 16:29 16:40 16:52 0:29 0:40 0:52
162km地点 ゴール地点 17:03 17:15 17:30 1:03 1:15 1:30

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