ブエルタ・ア・エスパーニャ2020

STAGE 11

第11ステージ

ビリャビシオサ>アルト・デ・ラ・ファラポナ、ラゴス・デ・ソミエド

170km
10月31日(土)午後8:10 - 深夜2:00
/J SPORTS 4J SPORTSオンデマンド
2日連続の難関山頂フィニッシュ
 

コースの特徴

第11ステージ

絶対に失敗できない週末。2日連続の難関山頂フィニッシュで、2020年最後のグランツール総合争いは大きく前進する。そして2日目=第12ステージの目玉がアングリル山頂フィニッシュなら、この第11ステージの恐ろしさは、わずか170kmのコースで、累計獲得標高が今大会最高の4684mに達すること。

スタートと同時に道は上り始める。まずは足慣らしの3級峠。その後も小さな起伏をいくつも越える。真の勝負は43km地点から。そこからなんと1級峠を立て続けに4つ越える。

順番に1級コリャドナ峠(残り114km地点、登坂距離7km、平均勾配6.5%、最大10.8%)、1級コベルトリア峠(残り74.8km、9.8km、9%、13%)、1級サン・ロレンソ峠(残り34km、10km、8.6%、13%)、そして1級ファラポナ峠(フィニッシュ、16.5km、6.2%、12.5%)。フィニッシュの1級峠は過去2回登場し、特に2014年大会はコベルトリア以降は今年と完全に同じ道を進んだ。

6年前はサン・ロレンソ峠の上りから、スカイ(現イネオス)が恐るべき列車を走らせた。最終峠の残り4.5kmではクリス・フルームがアタック。唯一マイヨ・ロホ姿のアルベルト・コンタドールだけが反応できた。そしてライバルにさんざん前を引かせた「エル・ピストレロ」は、残り800mで加速すると、山頂で例のごとくバキューンとぶっ放した……!

スカイが攻撃を始めたのは、サン・ロレンソの終盤4kmに渡る勾配10.5%超ゾーン。そしてフルームがアタックに転じたのは、細かい上がり下がりのあるうねうねとした最終峠の勾配が、まさに9.5%に跳ね上がるタイミングだった。さらにその後は残り500mまで、延々勾配は10〜12%台で移行する。つまりコンタドールは、とびきりきついパートの最終盤で、ライバルを置き去りにしたというわけだ。

文:宮本あさか


Difference in height
高低差図
第11ステージ
Time schedule
タイムスケジュール
距離 ポイント 現地時間 日本時間
37KM/H 35KM/H 33KM/H 37KM/H 35KM/H 33KM/H
0km地点 スタート地点 12:24 12:24 12:24 20:24 20:24 20:24
9.3km地点 3級山岳 12:39 12:39 12:40 20:39 20:39 20:40
56km地点 1級山岳 13:54 14:00 14:05 21:54 22:00 22:05
95.2km地点 1級山岳 14:58 15:07 15:17 22:58 23:07 23:17
125.2km地点 中間スプリント 15:47 15:58 16:11 23:47 23:58 0:11
136km地点 1級山岳 16:04 16:17 16:31 0:04 0:17 0:31
170km地点 1級山岳
ゴール地点
16:59 17:15 17:33 0:59 1:15 1:33

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