ブエルタ・ア・エスパーニャ2020

STAGE 06

第6ステージ

ビエスカス>サリェント・デ・ガリェゴ アラモン・フォルミガル

146.4km
10月25日(日)午後8:55 - 深夜2:00
/J SPORTS 1J SPORTSオンデマンド
急遽変更で100%スペイン国内だけのコースへ
 

コースの特徴

第6ステージ

本来予定されていた国境越えは中止された。10月22日のフランス政府の発表により、通過予定だったピレネー山脈の2県が警戒最大地域に含まれた。開催委員会はコース変更を決断。本来であれば1級ポルタレ峠からフランスに入り、超級オービスク峠を通過し、ツール・ド・フランスの伝統峠、超級トゥールマレー峠でフニッシュするはずだったステージは、100%スペイン国内だけで執り行われる。

代替コースは大小周回+本来のルートという組み合わせで作り上られた。スタート地は変わらない。ブエルタのコース作成者フェルナンド・エスカルティンの故郷から走り始める。ただし北へ向かう代わりに、まずはプロトンは南下。前日の第5ステージフィニッシュ地サビニャニゴを中心に、くるりと小さな輪を2周描く。そして3度目にサビニャゴを通過し、約20kmの周回を抜け出したあとは、約80kmの大きな周回へ。

大きな周回には2つの峠が待ち構える。真っ先に挑むのは前区間の最終峠ペトラルバ峠。ただし登坂は反対側からだし、第5ステージでは2級だったが、この日は3級に区分されている。続いて2級コテファブロ峠の勾配が不規則な上りを登って下りたら、改めてスタート地ビエスカスへとたどり着く。ここで2つの大小周回は終了だ。

そして最終26.7kmで、ようやく本来のルートを使用する。予定であればスタート直後に走るはずだった道は、変更後はフィニッシュまでの勝負路となる。つまり1級ポルタレト峠の15kmの上りの、山頂まで400mをカットし、スペイン側スキーリゾート「アラモン・フォルミガル」でフィニッシュを争う(登坂距離14.6km、平均勾配4.6%、最大12%)。

近年では2013年(バルギル優勝)と2016年(ブランビッラ優勝)で使用されており、山の上には大きなスキー場用の駐車場もある。緊急でフィニッシュを受け入れる体制は整っていた。ちなみに変更後のフィニッシュ地からフランス国境までは……わずか500m程度でしかない。

残念ながら「1→超→超級」という今大会屈指の難関ステージは、「3→2→1級」と難度を下げた。累計獲得勾配は3816mから3040mに減り、また今大会の最高標高地点はトゥールマレー2115mから、第17ステージの最終峠コバティーヤ1965mへと移った。

文:宮本あさか


Difference in height
高低差図
第6ステージ
Time schedule
タイムスケジュール
距離 ポイント 現地時間 日本時間
39KM/H 37KM/H 35KM/H 39KM/H 37KM/H 35KM/H
0km地点 スタート地点 13:18 13:18 13:18 21:18 21:18 21:18
69.5km地点 3級山岳 15:04 15:10 15:17 23:04 23:10 23:17
105.5km地点 2級山岳 16:00 16:09 16:18 0:00 0:09 0:18
119.7km地点 中間スプリント 16:22 16:32 16:43 0:22 0:32 0:43
146.4km地点 超級山岳
ゴール地点
17:03 17:15 17:28 1:03 1:15 1:28

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