コースの特徴
マイヨ・ロホが欲しいピュアクライマーは、この日に全力をぶつけてくるに違いない。大会初登場の最終峠、超級クビーリャの山頂標高1690m地点に到達するためには、17.8kmの長い山道を上りつめねばならない。
いや、むしろダウンヒラーにとって、有利な1日となるかもしれない。なにしろステージ最初の1級サン・ロレンソ(10km、8.5%)の後には、20km以上も続く長い下りが待っている。続いて登場する1級コベルトリア(8.3km、8.2%)は、下りも8.5%超の急勾配。しかも危険な下りとして名高い。1993年大会では雨の中、総合首位ツーレがこの下りで落車し、最終的に総合2位で泣く羽目になった。現コース設定者のエスカルティンだって、このダウンヒルで病院送りに!
山岳ジャージを争う選手にとっても、極めて重要なステージとなる。最終クビーリャには「アルベルト・フェルナンデス賞」が設定されている。つまり首位通過者=区間勝者には、今大会で最も多い山岳ポイント20ptが与えられるのだ。
翌日は大会2回目の休息日。ブエルタ一行はスペイン北部を抜け出し、ブルゴスで休暇を楽しむ。
文:宮本あさか
Difference in height
高低差図
Time schedule
タイムスケジュール
距離 | ポイント | 現地時間 | 日本時間 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
37KM/H | 35KM/H | 33KM/H | 37KM/H | 35KM/H | 33KM/H | ||
0km地点 | スタート地点 | 13:28 | 13:28 | 13:28 | 20:28 | 20:28 | 20:28 |
60km地点 | 1級山岳 | 15:05 | 15:10 | 15:17 | 22:05 | 22:10 | 22:17 |
100.3km地点 | 1級山岳 | 16:10 | 16:19 | 16:30 | 23:10 | 23:19 | 23:30 |
116.5km地点 | 中間スプリント | 16:36 | 16:47 | 16:59 | 23:36 | 23:47 | 23:59 |
144.4km地点 | ゴール地点 | 17:22 | 17:35 | 17:50 | 24:22 | 24:35 | 24:50 |