コースの特徴
アストゥリアス地方の伝統峠、コバドンガもアングリルも登場しない。代わりに2019年大会には、初登場の山頂フィニッシュが全部で5つも組込まれた。この日もまた、未知なる上りが興奮の戦いを演出する。
マドリード到着を1週間後に控えた山頂フィニッシュ2連戦。1日目は155kmに満たない短いコースに、4つの大きな1級峠が待ち受ける。アセボ峠(登坂距離8.2km、平均勾配7.1%)、コニオ峠(11.7km、6.2%)、ポソ・デ・ラス・ムエレス・ムエラタス(11.3km、6.8%)と休みなくアップダウンは続く。
1度目のアセボ登坂とは別の山道を通り、最後はアセボのサントゥアリオ=聖域へと分け入る。ちなみに峠自体はアストゥリアス一周で幾度も通過してきたが、今回のルートは正真正銘「未使用」。つまり大部分の選手にとって初対面の山道は、登坂距離7.9km、平均勾配9.7%。登り始めの1.5kmが最もきつく、勾配は15%を超える。しかもフィニッシュ直前まで10%超の難勾配は続き、最後まで気を緩めることはできない。
1575年9月8日、つまりステージ開催日からちょうど444年前に、山の上の教会で聖母マリアが奇跡を起こした。果たして今年の9月8日、奇跡は起こるのか。
文:宮本あさか
Difference in height
高低差図
Time schedule
タイムスケジュール
距離 | ポイント | 現地時間 | 日本時間 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
38KM/H | 36KM/H | 34KM/H | 38KM/H | 36KM/H | 34KM/H | ||
0km地点 | スタート地点 | 13:18 | 13:18 | 13:18 | 20:18 | 20:18 | 20:18 |
73.2km地点 | 1級山岳 | 15:13 | 15:20 | 15:27 | 22:13 | 22:20 | 22:27 |
114.3km地点 | 1級山岳 | 16:18 | 16:28 | 16:39 | 23:18 | 23:28 | 23:39 |
140km地点 | 中間スプリント | 16:59 | 17:11 | 17:25 | 23:59 | 24:11 | 24:25 |
154.4km地点 | ゴール地点 | 17:21 | 17:35 | 17:50 | 24:21 | 24:35 | 24:50 |