ツール・ド・フランスを知るための100の入り口

ツール・ド・フランスを知るための100の入り口:マイヨの色



<3大ツール(グランツール)のリーダージャージ比較>

ツール・ド・フランスのリーダージャージ、マイヨ・ジョーヌ(フランス語)は、黄色いジャージの意味。主催した新聞『ロト』の紙色だった。

レース開始年:1903年
リーダージャージッ採用開始年:1919年

ツールにとって黄色は特別な色。ジャージに合わせて自転車やヘルメットまで黄色くする選手もいる。写真は2012年チャンピオンのブラッドリー・ウィギンス。

一方ジロ・デ・イタリアは、それを真似て、主催した新聞『ラ・ガゼッタ・デッロ・スポルト』の紙色、ピンクを採用。マリア・ローザ(イタリア語)と呼ぶ。

レース開始年:1909年
リーダージャージ採用開始年:1931年

イタリアらしいしゃれっ気と華やかさのあるピンク色のジャージ。2013年大会に登場したジャージはあのポール・スミス氏がデザインを手がけた。写真は2012年チャンピオンのライダー・ヘシェダル。

ブエルタ・ア・エスパーニャのリーダージャージはといえば、最初の2年間はオレンジ色。ただその後、コロコロ変り、白、オレンジ、赤、黄色、黄金色、再び赤など。

現在の赤いジャージは、スペイン語でマイヨ・ロホと呼ぶ。ジャージの色の決定要素は…いうなれば、主催者の気分次第!?

レース開始年:1935年
リーダージャージ採用開始年:1935年

なかなかイメージが定着しないブエルタのジャージ。この赤は長く続くのか。写真は2012年チャンピオンのアルベルト・コンタドール。

※本企画は2013年6月に実施されたものです。現在と情報が異なる場合がございますが、予めご了承ください。

写真:Yuzuru SUNADA / ブラッドリー・ウィギンス


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