ツール・ド・フランスを知るための100の入り口

ツール・ド・フランスを知るための100の入り口:紳士協定


[写真]ファビオ・カザルテッリの慰霊碑


ツール・ド・フランスを含めたロードレースでは、ルールブックがすべてではない。フェアプレー精神にのっとった選手たちの自主判断で、特別措置もありなのだ。

■死亡事故
1995年、ファビオ・カザルテッリがレース中のクラッシュで死亡。翌日のレースは、選手たちの意向もあり、彼が所属したモトローラチームが横並びでゴール。プロトンは、間隔を置いて、後から到着した。その日1日だけは、記録なしとなった。

■クラッシュ
状況次第だが、総合争いにからむ選手が不運なクラッシュに見舞われた場合、その選手がプロトンに復帰するまで待つことがある。ただし前半、まだレースの行方が不透明なときにはあまり当てはまらない。また、負傷した選手がプロトンからリスペクトされ、王者と認められていることが前提。

■トイレタイム
トイレタイム中のアタックなど、出し抜く行為は、往々にしてフェアプレーに反するとみなされる。

■姑息な行為
1960年、沿道に来ていたシャルル・ドゴール将軍に敬意を表するため、全員が立ち止まる一幕があった。ここでアタックするのはセコすぎて、普通はだれもやらない。しかし、パンクで遅れていたピエール・ボーフォイユは、このおかげで追いつくことができ、挙句の果てにこの機に乗じて、逃げ、まんまと優勝。つまり、暗黙の了解といいつつも、全員のコンセンサスを得られないことは、得てしてある。ただ、姑息な行為を上位選手がやったら大ひんしゅくだ。

※本企画は2013年6月に実施されたものです。現在と情報が異なる場合がございますが、予めご了承ください。

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