アルペシン・ドゥクーニンク チーム詳細

アルペシン・ドゥクーニンクAlpecin-Deceuninck

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- Alpecin(育毛シャンプーメーカー)、Deceuninck(プラスチック加工、住宅、軽商業建築)
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Webサイト - alpecin-deceuninck.com/
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(UCI公式サイト) - https://www.uci.org/road/teams/
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- 2024・2023
2009年に設立されたベルギー登録チームで、2023年にワールドチームに昇格。マチュー・ファンデルプール(オランダ)とヤスペル・フィリプセン(ベルギー)という二大看板が所属し、ワンデー最高峰のクラシックレースとグランツールでのステージ勝利量産をねらう。逆に言えば総合優勝にからんでくるオールラウンダーが不在で、チームのそんな特性を武器にしてシーズンを戦っていく。
ファンデルプールは2023年のロード世界チャンピオン。クラシックレースを得意としたアドリ・ファンデルプールが父、母方の祖父はツール・ド・フランスにおいてフランス国民の一番人気だったレイモン・プリドールだ。2021ツール・ド・フランスでは第2ステージで優勝し、祖父も手に入れることができなかったマイヨ・ジョーヌを着用した。世界最長距離のミラノ〜サンレモ、石畳のパリ〜ルーベ、激坂が波状的に出現するロンド・ファン・フラーンデレンといった過酷なワンデーレースを得意とする。またシクロクロスでは現在を含めて、エリートカテゴリーだけで7度の世界チャンピオンに。同世代のライバルはワウト・ファンアールト(ベルギー、ヴィスマ・リースアバイク)。
フィリプセンは現在の世界最強スプリンターの一人。ファンデルプールとは異なり、グランツールの平坦ステージで勝利を稼ぎまくることが得意で、ツール・ド・フランスでは通算9勝。2023年にはポイント賞を獲得している。ファンデルプールとは同じレースで走ることも多く、うまく連携してチームとして勝利を手中にしていることも特徴。
このツートップに続くのがカーデン・グローブス(オーストラリア)で、2023ジロ・デ・イタリア1勝。ブエルタ・ア・エスパーニャでは通算7勝で、2023・2024年にポイント賞獲得。2017ジロ・デ・イタリア1勝のシルヴァン・ディリエ(スイス)はアシスト役に徹する。サムエル・ゲイズ(ニュージーランド)は2023マウンテンバイク世界選手権XCC(クロスカントリークリテリウム)の覇者。
text:山口和幸