留目 夕陽

高校生から本格的にレースに参戦し始めた留目は、去年の6月よりEFエデュケーション・イージーポストの直下型の育成チームであるEFエデュケーション・NIPPOディベロップメントチームの一員として、ワールドチーム入りを目指して世界のレースを転戦している。

今年、海外での多くのステージレースを経験後、今年の世界選手権U23カテゴリーのタイムトライアルでは23位、U23ロードレースでは単騎参戦ながら36位でUCIポイントを獲得した。

さらにはその後、プロへの登竜門と言われているツール・ド・ラヴニールで総合24位。途中のステージで落車もあったものの、登坂のタイムトライアルステージでは13位に食い込み、日本人も戦えるということを証明した。

2021年の同大会では途中ステージで落車リタイヤを喫しており、成長ぶりがうかがえる。

来年でU23カテゴリーの最終年。結果も求められる。

ジャパンカップに日本ナショナルチームとして出場するメンバーはまだ明らかではないが、留目が出場するとなれば、目標とするワールドチームの選手たち相手に、シーズン終盤にさらにいい経験を積めるはずだ。

text：滝沢佳奈子