フランシスコ・マンセボ
MATRIX POWER TAG
フランシスコ・マンセボFrancisco MANCEBO PÉREZ

PROFILE
- チーム
- マトリックス・パワータグ
- 生年月日
- 1976年3月9日
- 身長/体重
- 175cm/64kg
- 出身
- マドリード
- Strava
- Francisco Mancebo
- X
- @paco_mancebo
- paco_mancebo
- 【Past results】
- 2000年:ブエルタ・ア・カスティーリャイレオン総合優勝
- 2002年:ブエルタ・ア・ブルゴス総合優勝
- 2003年:ブエルタ・ア・カスティーリャイレオン総合優勝
- 2004年:ブエルタ・ア・エスパーニャ総合3位
- 2005年:ツール・ド・フランス総合4位、ブエルタ・ア・エスパーニャ区間1勝
- 2007年:ブエルタ・ア・チワワインターナショナル総合優勝
- 2008年:ブエルタ・ア・チワワインターナショナル総合優勝
- 2009年:ブエルタ・アストゥリアス・フリオ・アルバレス・メンド総合優勝、ツアー・オブ・カリフォルニア区間1勝
- 2013年:ブエルタ・ア・カスティーリャイレオン総合2位、ツアー・オブ・ジラ区間1勝ほか
- 2014年:ツール・ド・熊野総合優勝、区間1勝、ツアー・オブ・タイランド総合3位
- 2015年:ツアー・オブ・エジプト総合優勝、ジェラジャマレーシア総合優勝、区間2勝
- 2016年:ツール・ド・台湾総合2位、ツアー・オブ・アルベルタ区間1勝ほか
- 2018年:ツール・ド・グアドループ総合2位
- 2019年:ロンダ・フィリピナス総合1位
- 2021年:大分アーバンクラシック優勝
ツール・ド・フランス総合4位、ブエルタ・ア・エスパーニャ総合3位など、あまりにも輝かしい経歴を持つ47歳は、2019年に国内チームのマトリックスパワータグに所属してから全日本実業団自転車連盟が開催するJプロツアーのレースを牽引し続け、未だ強さを保つ。
昨年には鎖骨を骨折したり、今年の始め頃には背中に問題を抱えたりもしたが、夏に母国スペインでトレーニングを積み、8月の海外遠征で出場したツアー・オブ・イランでは、積極的に動きを見せて総合15位に入る復活ぶりを見せる。
シーズン終盤は、大分アーバンクラシック、ツール・ド・九州、そしてジャパンカップを目標としたいと本人は言う。
「ジャパンカップはとてもいいチームが来るからとても難しいだろう」と話したが、虎視眈々と機会を狙っているはずだ。
直近のレースでは、チームメイトのホセ・ビセンテや小林海らも調子の良さを見せており、脚が揃ったチームといえる。
国内レースでは自ら先頭に立つシーンが多いが、UCIレースでは戦い方をガラリと変える印象にあり、着実に上位に食い込むために、強い他チームの影に隠れながら勝負所を見極める。
ジャパンカップでは、チームから誰かしら逃げに送り込むかもしれないが、ほとんどが集団待機で終盤の勝負所に向けて脚を温存する形となるだろう。
もしかすると勝負所を作り出すのが、出場者の中で最年長となるであろうマンセボである可能性だって十分にあり得る。
text & photo:滝沢佳奈子