ブライアン・コカール
Cofidis
ブライアン・コカールBryan COQUARD
PROFILE
- チーム
- コフィディス
- 生年月日
- 1992年4月25日
- 身長/体重
- 171cm/59kg
- 国籍
- フランス
- Strava
- Bryan Coquard
- @bryancoquard
- bryancoquard
- 【Past results】
- 2012年:ロンドンオリンピックトラックレース オムニアム 銀メダル
- 2015年:世界選手権トラックレース マディソン優勝、国内選手権トラックレース 団体追抜&マディソン優勝、欧州選手権トラックレース エリミネーション優勝
- 2016年:エトワール・ド・ベセージュ区間2勝、ダンケルク4日間レース総合優勝、ショレ=ペイ・ド・ロワール総合優勝、ルート・デュ・スュド区間2勝
- 2017年:ボルタ・ア・バレンシアナ区間優勝、ブエルタ・ア・アンダルシア区間優勝、シルキュイ・ド・ラ・サルト区間優勝、バロワーズ・ベルギー・ツアー区間優勝
- 2018年:ツアー・オブ・オマーン区間優勝、ダンケルク4日間レース区間優勝、バロワーズ・ベルギー・ツアー区間優勝
- 2019年:エトワール・ド・ベセージュ区間優勝、シルキュイ・ド・ラ・サルト ポイント賞、ダンケルク4日間レース区間優勝、バロワーズ・ベルギー・ツアー区間優勝、ツール・ド・ワロニー ポイント賞、アークティック・レース・オブ・ノルウェー区間優勝
- 2020年:ルート・ドクシタニー区間優勝
- 2022年:エトワール・ド・ベセージュ区間優勝、ツール・ド・ラ・プロヴァンス区間優勝
才能を活かすチャンスが、今まで少なすぎた。長年「第2ディビジョン」のチームで走ってきたせいか、ビッグレースは招待頼み。脚質に向いているはずのサンレモも、かって4位に食い込んだアムステルも、ずいぶんと長い間ご無沙汰だった。
両肩にかかる重圧も大きすぎた。前チームでは唯一絶対のエースにして、最大のスターであり、自分の成績がチームに届く招待状の数に直結した。だからこそ前チーム側はすべてを1人に押し付けたことを「失敗」と認めると共に、幸運を祈りつつワールドチームへと送り出した。
心にずっと引っかかっていたトラック本格復帰も、東京五輪出場を逃したことですっぱり諦めた。元五輪オムニアム銀メダリスト、元マディソン世界王者、元エリミネーション&ポイントレース欧州王者は、少なくとも今季は、ロードに専念する。
おかげで平穏な心を取り戻した。2年間で1勝しか出来ずに、失いかけていた自信も取り戻しつつある。30歳となるシーズンに、ビッグレース連戦という新たな冒険に走り出せることにわくわくしている。
text:宮本あさか