エドヴァルド・ボアッソンハーゲン
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エドヴァルド・ボアッソンハーゲンEdvald BOASSON HAGEN
PROFILE
- Past results:
- ジロ・デ・イタリア:区間通算1勝
- ツール・ド・フランス:区間通算3勝
- 2007年〜2011年、2013年〜2018年国内選手権個人タイムトライアル優勝
- 2009年ヘント〜ウェヴェルヘム優勝
- 2009年・2011年エネコ・ツアー総合優勝
- 2011年ファッテンフォル・サイクラシックス優勝
- 2012年GPプルエー優勝
- 2012年・2015年・2016年国内選手権ロード優勝
- 2012年・2013年・2017年ツアー・オブ・ノルウェー総合優勝
- 2017年ツール・デ・フィヨルド総合優勝
- 2018年ツアー・オブ・ノルウェー区間優勝
- 2019年ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ区間優勝、ツアー・オブ・ノルウェー区間優勝、クリテリウム・デュ・ドフィネ区間優勝
キャリア81勝のトップライダーに、興味を示したチームは決して少なくはなかったようだ。具体的な交渉を行ったのは3〜4チーム。古巣イネオス復帰の話しがあったことは、本人側も、チーム側も認めている。だからこそ発表された移籍先を聞いて、多くの関係者は衝撃を受けたようだ。
特に母国ノルウェーでは「フランス語大丈夫!?」という声があちこちで上がった様子。プロ入り後から13年間、アメリカ、イギリス、南アフリカと英語圏のチームにしか所属したことがなかったせいだ。本人曰く「仏語が最大のチャレンジだとは分かっていたが、これほどのチャレンジだとは予想もしていなかった」。現在はもっぱらグーグル翻訳にたよっているらしい。
前回チームを変えたのは、プロ生活で初めて0勝に終わった2014年の翌年。今回は、プロ人生で2度目の0勝に終わった、そんな2020年の翌年だ。環境を変えると同時に、コーチも変えた。嬉しいことに新しいチームでは、大部分のレースで「リーダー役」か「自由に走る権利」を与えられる。狙うはキャリアを代表するような大きな勝利。本人が最も欲するのはパリ〜ルーベの石畳トロフィーだ。
text:宮本あさか