シカゴ・カブス(ナショナルリーグ中地区) チーム紹介
シカゴ・カブス
TEAM INFORMATION
基本情報
- 創設
- 1871年
- 監督
- クレイグ・カウンセル
- スタジアム
- リグレー・フィールド(1914年開場)
- 収容人員
- 4万1649人
- 優勝回数
- ワールドシリーズ優勝3回
リーグ優勝17回
地区優勝8回
- 在籍中の日本人選手
- 鈴木誠也、今永昇太
- 過去在籍した日本人選手
- 福留孝介、田口壮、高橋尚成、藤川球児、和田毅、川崎宗則、上原浩治、ダルビッシュ有
- 過去5年間の順位
-
- 2023年
- 中地区2位
- 2022年
- 中地区3位
- 2021年
- 中地区4位
- 2020年
- 中地区優勝 ワイルドカード敗退
- 2019年
- 中地区3位
創設は1871年で、当時の名称はシカゴ・ホワイトストッキングス。1876年に球団オーナーだったウィリアム・ハルバートの呼びかけで結成されたナショナル・リーグに加盟し、リーグ発足時の8球団の1つとなると、初年度のリーグ王者に。
1890年に名称をコルツ、そして1898年にオーファンズと変更した後、1903年に現在のカブスに改名。本拠地がシカゴ北部にあることから、愛称は『ノースサイダーズ』。
20世紀初頭はナ・リーグの盟主として君臨し、1906年から3季連続でワールドシリーズ進出を果たすと、1907年と1908年にワールドシリーズ連覇を成し遂げ、MLB史上初めてワールドシリーズ連覇を達成した球団となる。また、複数回ワールドシリーズ制覇もカブスが史上初。
しかし、この1909年以降は1945年にかけてワールドシリーズに7度出場しながら世界一から遠ざかると、1946年以降はリーグ優勝とも縁のない時代が続き、いつしか、人はこれについて1945年のワールドシリーズ第4戦に端を発した「ビリー・ゴートの呪い」と呼ぶようになった。
これはそのホームでの試合で、ヤギを伴っての入場を拒否されたカブスファンのビリー・サイアニスが「ヤギの入場が認められるまで、カブスは2度とワールドシリーズで勝てない」と言ったことから「ヤギの呪い」としても知られる。
それでも、2015年に名将ジョー・マドンが監督としてチームを率いるようになると潮目が変わり、1935年以来となる100勝以上を挙げた2016年にワールドシリーズ制覇を遂げ、108年ぶりの世界一を達成するとともに、70年以上悩まされた呪いを解いた。
2021年からの2シーズン連続負け越しを経て臨んだ2023年は、新戦力のコディ・ベリンジャーの復活や、ジャスティン・スティールら若手の躍進、そして2年目に入り俄然存在感を増した鈴木誠也のパフォーマンスもあり、終盤までプレーオフ争いに加わるも、最後は1ゲーム差でワイルドカード枠に届かない悔しいシーズンとなった。
4年ぶりのポストシーズン進出を目指す2024年へ向け、このオフはフアン・ソト、大谷翔平、山本由伸と、狙った大物獲得が相次いで空振りに終わるも、ブルワーズを地区優勝3回、プレーオフ進出5回に導いた名将クレイグ・カウンセル監督の招聘、そしてベリンジャーとの再契約に成功。
スティールが昨季のクオリティを維持しつつ、新加入の今永昇太が期待通りのパフォーマンスを見せれば、プレーオフ進出を狙える位置でレギュラーシーズンを戦うことは十分に可能だろう。
本拠地のリグレー・フィールドは1914年の開場で、MLBでは2番目に古い歴史を持つ。外野フェンスの美しい蔦が特徴的で、ボールが蔦に絡まった場合は、グラウンド・ルール・ダブル(エンタイトル・ツーベース)となる。外野スタンド奥の公道を挟んだアパート屋上の私設スタンド「リグレー・ルーフトップ」も名物の1つ。また、1988年まで照明器具はなく、試合はデーゲームのみだったことでも有名。
2021年から2023年にかけてのスタッツでは、本塁打の出やすさは平均以上で、三塁打の出やすさはナ・リーグ3番目ながら、スタットキャストによる同時期のパークファクターは101と、やや打者有利な指数となっている。
注目選手
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