埼玉上尾メディックス
プロフィール
- 呼称
- 埼玉上尾
- ホームタウン
- 埼玉県上尾市
- ホームアリーナ
- 埼玉県立武道館
- 創設
- 2001年
- 成績
- 2020-21シーズン Vリーグ DIVISION1 5位/レギュラーラウンド5位(12勝8敗)
2021-22シーズン Vリーグ DIVISION1 5位(20勝13敗)
2022-23シーズン Vリーグ DIVISION1 4位/レギュラーラウンド2位(24勝9敗)
2023-24シーズン Vリーグ DIVISION1 3位/レギュラーラウンド4位(15勝7敗)
2024-25シーズン SVリーグ 5位/レギュラーシーズン5位(27勝17敗)
- 公式SNS






















2018-19シーズンからV.LEAGUEがスタートした際に、それまでの「上尾メディックス」から地域名の埼玉を加えたことは、今のSVリーグの指針にある地域に根ざした活動展開の先駆けと言えるものだった。実際に、選手たちがバレーボール教室のほか、告知活動に奔走する姿が見られる。
チームとしては大久保茂和監督の就任以降、とにかく前向きな雰囲気が代名詞となっている。試合に勝ったときはもちろんのこと、負けたときでも試合終わり直後から「では次はこうしよう」、それと並行して「ありがとう」という発言がメンバー内で飛び交うのは馴染みの光景。勝ち負けと並行して、根本では選手たちの日々の成長を大事にする姿勢がそこにはある。
昨季はレギュラーシーズン全44試合という、かつてない数の戦いに臨むにあたって、土・日でメンバーをがらりと変更した。岩崎こよみ、鎌田咲希という2人のセッターを日に分けて起用し、それに応じて戦術も変更。
サイドアタッカーの決定力を活かす試合もあれば、ミドルブロッカーのクイックなどセンターエリアからの攻撃を多用するときなど、対戦相手からすればまるでスタイルの異なる2チームと戦っている感覚だったに違いない。
ターンオーバー制とも言えるような戦い方で、レギュラーシーズンは27勝17敗の5位で通過。チャンピオンシップではクォーターファイナル敗退に終わったが、最後まで選手たちが成長を実感していたなら、大久保監督の心境としては合格点と言ったところだろう。
もちろん、それ以上の結果を目指すことは、アスリートとしての本能であり責務でもある。今季は、一時期はトップカテゴリーから身を離していたミドルブロッカーの入澤まいや、引退していたベテランアウトサイドヒッターの内瀬戸真実が『復帰』。さらにはAstemoリヴァーレ茨城からエースアタッカーのオクム大庭冬美ハウィも移籍加入した。
そして今夏にはリベロの岩澤実育が、日本代表でも明るいキャラクターでブレイク。日本代表経験者が揃い、戦力アップが見込まれる。
日々成長を続けて自分たちの限界を超えた先に、過去最高成績のリーグ3位を超える結果が待っているはずだ。
TEXT:坂口功将