予選の迫力を楽しむ
ノックアウト方式に戻された予選システム
走行開始となる土曜日には、まず午前に最低1時間45分の公式練習が行われる。ラスト20分はそれぞれ10分ずつ、GT300クラス、GT500クラスの順で専有走行となる。その後、午後から予選が行われる。
2024年は、AドライバーとBドライバーのタイム合算で決勝グリッドが決まったが、「わかりづらい」、「トップタイムが記されていないのに、ポールポジションが決まるのはスペクタクル制に欠ける」など不評だったため、2023年まで採用されていたノックアウト方式に戻されることになった。
改めて、そのシステムについて紹介すると、ノックアウト方式とは簡単に言うと勝ち抜き戦。Q1とQ2はそれぞれ別なドライバーが走り、Q1で上位につけたチームだけがQ2進出が許されるというもの。ただし、従来はGT500クラスが上位8チーム、GT300クラスが上位16チームとされていたが、それぞれ10チーム、18チーム(A/B各クラス9チーム)に増やされている。
なお、Q1敗退となったチームは、そのままの順位からの決勝スタートとなり、同じタイヤで決勝をスタートしなくてはならない。Q2進出となったチームは、Q2で改めて決勝グリッドを競うことになる。2024年は2回の予選1セットのタイヤで賄わなくてはならなかったが、再びQ1とQ2で異なるセットのタイヤを使えるようになった。決勝のスタートタイヤが予選後の抽選で、どちらを使うか決まるのも従来どおりだ。
計測時間はすべて10分間で、GT300クラスはQ1が2組に分けられ、A組とB組、そしてGT500クラスの順で走行。ちなみにGT300クラスの組分け方法は、前大会までのチームランキングに基づき、奇数順がA組、偶数順がB組となる。開幕戦に関しては、前年度のランキングで決定される。これは従来どおり。また、10分間のインターバルを挟んでGT300クラス、GT500クラスの順でQ2が行われることも変わりなし。
なお、予選を走れなかった場合は、フォーメイションラップ1周目にピットに戻り、ピットスタートとしなくてはならないという規定も廃されている。
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