ブエルタ・ア・エスパーニャ2025

STAGE 20

第20ステージ

ロブレド・デ・チャベラ>ボラ・デル・ムンド プエルト・デ・ナバセラダ

165.6 km
9月13日(土)午後9:50 - 深夜1:30
/ J SPORTS 4J SPORTSオンデマンド
【現地実況・解説版】ステージ全編 午後7:40 - 深夜2:35
J SPORTSオンデマンド限定
マドリード到着の24時間前に死闘が待っている

コースの特徴

コースマップ

獲得標高は今大会最多4226m。フィニッシュ地の標高は、今大会最高2251m。しかもラスト3.2kmの平均勾配は12.2%!2025年ブエルタの最難関ステージであり、2025年グランツールの総決算にふさわしい舞台が用意された。マドリード到着の24時間前に、死闘が待っている。

巨大パラボラアンテナが目印の、マドリード深宇宙通信施設が本拠地を置くロブレド・デ・チャベラから、3つの放送用ミサイル型アンテナが天に突き立つボラ・デル・ムンドまでの旅。行く手には5つの山岳が組み込まれた。スタート直後の3級山岳2連続は、今大会最後の逃げ切りを狙う者たちを奮い立たせる。続いて2級山岳レオンの、地球儀を抱いたライオン像の立つ山頂を目指す。

そこから50kmほど北へ大きな輪を描いたら、1級山岳ナバセラダへ。21世紀だけでも13回目の登場で、うち7回が第20ステージという、「決戦峠」としておなじみの山だ。2022年の最終日前夜には、カラパスが「ダブル登坂」を制し、山岳ジャージを持ち帰っている。

今回もまたナバセラダを2度登る。3年前は1度目は南から、2度目を北東からの登坂だったが、今年は、まずは北西から1級山岳を攻める。登坂距離は6.9km、平均勾配は7.6%。最初と最後が難しく、特に山頂間際は、約1kmにわたり10%ゾーンが続く。

いったん南側に下り、小さな輪を描くと、次は南=マドリード側からのアタック。つまり先ほど下った道を、逆走して上る。こちらは9.1kmの山道で、勾配7.3%。ただ1回目と同じ標高1854m地点で、山岳ポイントは発生しない。……そこからルートを右に折れ、さらに3.2km先まで上るからだ。

これぞ超級ボラ・デル・ムンドに続く道。その先の世界には、セメントの荒れた路面が延びている。平均勾配12.2%・最大23%という数字は、標高2000m超の地では、まるで異なる意味を持つのだろう(ナバセラダを含む最終山岳全体は12.3km・8.6%)。

地球儀=ボラ・デル・ムンドまでブエルタが足を延ばすのは、2010年、2012年に続き史上3回目。1回目は総合上位の2人が、壮絶な一騎打ちを繰り広げ、2回目は総合2位・3位の猛攻を、総合首位がぎりぎり耐え切った。もちろん過去2回ともに、3週間の果ての果ての激戦だった──2025年大会と同じように。

文:宮本あさか


MAP





Difference in height
高低差図
高低差図
Detail
詳細
詳細 詳細
Time schedule
タイムスケジュール
残り距離 ポイント 現地時間 日本時間
40 km/h 38 km/h 36 km/h 40 km/h 38 km/h 36 km/h
165.6 km オフィシャル
スタート
13:10 13:10 13:10 20:10 20:10 20:10
161.0 km 登坂開始 13:16 13:17 13:17 20:16 20:17 20:17
152.0 km 3級山岳 13:30 13:31 13:32 20:30 20:31 20:32
145.0 km 登坂開始 13:40 13:42 13:44 20:40 20:42 20:44
139.2 km 3級山岳 13:49 13:51 13:54 20:49 20:51 20:54
113.6 km 登坂開始 14:28 14:32 14:36 21:28 21:32 21:36
106.6 km 2級山岳 14:38 14:43 14:48 21:38 21:43 21:48
56.7 km 登坂開始 15:53 16:01 16:11 22:53 23:01 23:11
49.8 km 1級山岳 16:03 16:12 16:23 23:03 23:12 23:23
38.0 km 中間SP 16:21 16:31 16:42 23:21 23:31 23:42
13.1 km 登坂開始 16:58 17:10 17:24 23:58 00:10 00:24
0.0 km 1級山岳
フィニッシュ
17:17 17:30 17:44 00:17 00:30 00:44

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