ブエルタ・ア・エスパーニャ2025

STAGE 15

第15ステージ

ア・ベイガ/ベガデオ>モンフォルテ・デ・レモス

167.8 km
9月7日(日)午後9:50 - 深夜1:30
/ J SPORTS 4J SPORTSオンデマンド
試練と苦難の巡礼路で2週目を締めくくる

コースの特徴

コースマップ

大会第2週の締めくくり。総合争いは1日早い休息日に入り、山で必死に耐えてきた選手たちのために、頑張りがいのある地形が用意された。逃げが決まるか。それともスプリンターたちが集団フィニッシュに持ち込めるか。

2025年は四半世紀に一度のカトリック「聖年」にあたる。2年後にはサンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼の「大祭年」もやってくる。この日のスタート地には、「カミーノ・デル・ノルテ(北の道)」の宿泊地であるベガデオが選ばれた。徒歩ではなく、自転車の巡礼者たち。

スプリンターにはいきなり試練が与えられる。文字通り0km地点から、1級山岳ガルガンタの、全長16.5kmという長い上りへと挑まねばならないのだ。平均勾配5.1%の山道の後半には、約1.5kmにわたり二桁台の急坂ゾーンも待ち受ける。

苦難はまだ終わらない。しばらくはギザギザの起伏が続く。本日2つ目にして最後の山岳、2級バルベイトス(11.9km、3.9%)もまた、序盤は3.5kmにわたり勾配7%と厳しい。その後も道は相変わらず上下左右にうねる。すでに2週間のレースで疲弊した脚を、さらに削っていく。

スタートから100kmほど走り、「カミーノ・プリマティヴォ(最初の道)」を少々拝借した後に、ようやくコースは下り基調に転じる。道路も比較的まっすぐになり、隊列を組んでのコントロールを容易にするだろう。中間ポイントのサリアは、「最短5日」という巡礼路の出発点であり、緑ジャージへの通過点となるかもしれない。

フィニッシュが争われるのは、「カミーノ・デ・インビエルノ(冬の道)」の宿泊地モンフォルテ・デ・レモス。ラスト1kmに2度の直角カーブが待ち構えているから……最後の最後まで、まさに苦労の絶えない巡礼だ。

文:宮本あさか


MAP





Difference in height
高低差図
高低差図
Detail
詳細
詳細
Time schedule
タイムスケジュール
残り距離 ポイント 現地時間 日本時間
41 km/h 39 km/h 37 km/h 41 km/h 39 km/h 37 km/h
167.8 km スタート
登坂開始
13:12 13:12 13:12 20:12 20:12 20:12
151.3 km 1級山岳 13:36 13:37 13:38 20:36 20:37 20:38
125.0 km 登坂開始 14:14 14:17 14:21 21:14 21:17 21:21
113.1 km 2級山岳 14:32 14:36 14:40 21:32 21:36 21:40
34.7 km 中間SP 16:26 16:36 16:47 23:26 23:36 23:47
0.0 km フィニッシュ 17:17 17:30 17:44 00:17 00:30 00:44

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