ブエルタ・ア・エスパーニャ2025

STAGE 09

第9ステージ

アルファロ>エスタンシオン・デ・エスキ・デ・バルデスカレイ

195.5 km
8月31日(日)午後9:50 - 深夜1:30
/ J SPORTS 4J SPORTSオンデマンド
開業50周年のスキー場バルデスカレイの山頂駅へ

コースの特徴

コースマップ

8月最後の日は、大会1週目の最終日。翌日のことを考える必要がないからこそ、途中で山岳ポイント収集に熱中する必要がないからこそ、道の終わりの「ウニプエルト(山岳1つ)」に向かって思い切り全力を尽くすことができる日──。

ただし、山岳がないからと言って、最終登坂突入までの約180kmが容易なわけではない。というのも戦いの舞台は、ワイン生産地として名高いラ・リオハ州だ。力強いワインで知られるリオハ・オリエンタル地区のアルファロからスタートし、ワイントレードの中心都市ログローニョの南側を通り、さらには深い味わいのリオハ・アルタ地区を駆け抜ける。ぶどう畑の間に描かれたコースは、当然ながら、たくさんの起伏をはらむ。ステージ全体の獲得標高は3311mにも達する。

しかも「コウノトリの町」をスタートしてからの約50kmは、基本的に道は上っている。逃げを企てる選手たちが、大いに飛び出しを試みるだろう。コース中盤は細かなアップダウンの連続。たしかに山岳賞狙いの選手にとっては、それほどうま味のないステージではある。一方でフィニッシュ手前30kmに中間スプリントが設定されているから、もしかしたら、ポイント賞が欲しいスプリンターが逃げに飛び乗っているかもしれない。

もちろん最後はクライマーたちの出番だ。開業50周年を迎えるバルデスカレイ・スキー場へと続く、全長13.2km・平均勾配5%の1級山岳では、登坂口からいきなり戦いが動くだろう。序盤約3kmは勾配7.7%、最大12%。その後はだらだらとした坂道が続くから、上れるルーラーにだって奮闘する理由はある。2012年にブエルタがこの山を訪れた時、当時のTT世界王者トニー・マルティンとの一騎打ちを制し、逃げ切り勝利を決めたのがサイモン・クラークだった。しかもこの時の勝利をきっかけに、山岳ポイント収集に目覚め、最終的に同年の山岳ジャージを持ち帰っている。

文:宮本あさか


MAP





Difference in height
高低差図
高低差図
Detail
詳細
詳細
Time schedule
タイムスケジュール
残り距離 ポイント 現地時間 日本時間
42 km/h 40 km/h 38 km/h 42 km/h 40 km/h 38 km/h
195.5 km オフィシャル
スタート
12:37 12:37 12:37 19:37 19:37 19:37
29.4 km 中間SP 16:34 16:46 16:59 23:34 23:46 23:59
13.0 km 登坂開始 16:57 17:10 17:25 23:57 00:10 00:25
0.0 km 1級山岳
フィニッシュ
17:16 17:30 17:45 00:16 00:30 00:45

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