ブエルタ・ア・エスパーニャ2025

STAGE 07

第7ステージ

アンドラ・ラ・ベリャ>セルレル・セルレル ウエスカ・ラ・マヒア

188 km
8月29日(金)午後9:50 - 深夜1:35
/ J SPORTS 4J SPORTSオンデマンド
【現地実況・解説版】ステージ全編 午後6:35 - 深夜2:35
J SPORTSオンデマンド限定
大会1週目の最難関ステージ、2日連続の難関山頂フィニッシュ

コースの特徴

コースマップ

容赦ない山岳バトル。大会1週目の最難関ステージ。行く手には4つの難峠が待ち受け、2日連続の難関山頂フィニッシュで締めくくられる。その上、獲得標高差は、今大会2番目に厳しい4211mにも達する。

ピレネーの小国に、まずは別れを告げよう。アンドラ・ラ・ベリャから緩やかに山を下り、6kmほど行った先で、国境を越える。イタリア、フランス、アンドラと国外を巡ってきた2025年ブエルタは、以降、国内での戦いに100%専念する。

スペイン帰国の直後に、強烈な一発。1級カント(平均勾配4.4%)の山道は、全長24.7kmと、うんざりするほど長い。しかも登坂口からの6kmは、8%弱の勾配が延々と続き、最大13%にも跳ね上がるのだ。そこからの下りもまた、約45kmと極めて長く、続く2級ペルベス(登坂距離5.7km、平均勾配6.3%)も、実質は24kmも登りっぱなし。それほど休む間もなく2級エスピナ(7.1km、5.5%)が襲い掛かり、選手たちの脚は着実に削られていく。

過酷な持久戦のクライマックスは、1級セルレルへの最終登坂。この山にブエルタが訪問するのは18年ぶり。……実は30年前に、コース作成責任者エスカルティンが、プロ人生初のステージレース総合優勝を決めた山である!

平均勾配5.8%という数字に、騙されてはならない。全長12.1kmの山道には、爆発的なアタックポイントがいくつも潜んでいる。登坂口は9.9%×1kmでガツンとくる。その後も3kmにわたり8%台の勾配が続き、時に最大14%も顔を出す。さらにフィニッシュ手前7km前後で、再び14%ゾーン突入。そのまま1.5kmにわたり、9%台に耐えねばならない。

ラスト3.5kmからの、短く急なダウンヒルも、きっとスリリングな駆け引きを演出してくれるだろう。「ウエスカ・ラ・マヒカ(魔法の県、ウエスカ)」と銘打たれたステージにふさわしく、万年雪の峰々を遠くに臨む山頂へ向けて、最後まで魅力的なマイヨ・ロホ争いが繰り広げられるはずだ。

文:宮本あさか


MAP





Difference in height
高低差図
高低差図
Time schedule
タイムスケジュール
残り距離 ポイント 現地時間 日本時間
38 km/h 36 km/h 34 km/h 38 km/h 36 km/h 34 km/h
188.0 km オフィシャル
スタート
12:17 12:17 12:17 19:17 19:17 19:17
174.8 km 登坂開始 12:37 12:39 12:40 19:37 19:39 19:40
150.1 km 1級山岳 13:16 13:20 13:23 20:16 20:20 20:23
86.0 km 登坂開始 14:58 15:07 15:17 21:58 22:07 22:17
80.3 km 2級山岳 15:07 15:16 15:27 22:07 22:16 22:27
53.6 km 登坂開始 15:49 16:01 16:14 22:49 23:01 23:14
46.5 km 2級山岳 16:00 16:12 16:26 23:00 23:12 23:26
14.0 km 中間SP 16:51 17:07 17:24 23:51 00:07 00:24
12.1 km 登坂開始 16:54 17:10 17:27 23:54 00:10 00:27
0.0 km 1級山岳
フィニッシュ
17:13 17:30 17:48 00:13 00:30 00:48

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