ブエルタ・ア・エスパーニャ2025

STAGE 06

第6ステージ

ウロット>パル アンドラ

170.3 km
8月28日(木)午後9:50 - 深夜1:35
/ J SPORTS 4J SPORTSオンデマンド
今大会最初の山岳ステージはピレネー、アンドラ公国へ

コースの特徴

コースマップ

お待ちかね、今大会最初の山岳ステージがやって来た。ピレネーの山々を舞台に、本格的なマイヨ・ロホ争奪戦が勃発だ!

もちろん真っ先に始まるのは、逃げへ向けた大バトル。なにしろ四方を火山に囲まれたウロットから走り出すと同時に、選手たちはいきなり11km超の長い3級山岳へと放り込まれる。続いてさらに大きな1級山岳へ。平均勾配こそ3.5%と低めながら、登坂距離は24.3kmと、今大会屈指の長さを誇る。山頂まで上り詰めたら、その先は延々と60kmものダウンヒルが続く。

うんざりするほど長いアップダウンも、総合エースたちにとっては、いわゆるウォーミングアップに過ぎない。フィニッシュ手前約35kmで今大会4か国目となるアンドラへと入国し、多くの自転車選手たちが暮らす──日本の新城幸也もそのひとり──首都アンドラ・ラ・ヴェリャに立ち寄ったら、道は段違いに険しくなる。

ブエルタではすっかりおなじみで、ツールでも2016年大会で使用され、この6月に新設されたワンデーレースでも登場しているから、誰もが2級ラ・コメリャの恐ろしさを理解しているはずだ。登坂距離は4.2km、平均勾配8%。登坂口からしばらく、ガツンと二桁台の激ゾーンが立ちはだかる。山頂間際にも12%超が潜み、決して最後まで気が抜けない。

対する1級パル(9.6km、6.3%)は、実に14年ぶりに、プロの自転車レースを迎え入れる。ただ2023年大会第3ステージの最終山岳と、途中まで道は同じで、現役選手にとって完全に未知の山というわけでもなさそうだ。またピドコックが銅メダルを獲得した2024年マウンテンバイク世界選手権も、このパル・スキーリゾートで開催されている。やはり激勾配があちこちに散らばり、ラスト2kmから延々と10%超の勾配が続く。

いずれにせよ、持久力も爆発力も求められる1日の終わりに、標高1901mの高みで、真の実力者の顔ぶれが自ずと浮かび上がってくることだろう。少なくとも、「誰がこのブエルタを勝てないのか」は、はっきりと見えてくる。

文:宮本あさか


MAP





Difference in height
高低差図
高低差図
Time schedule
タイムスケジュール
残り距離 ポイント 現地時間 日本時間
39 km/h 37 km/h 35 km/h 39 km/h 37 km/h 35 km/h
170.3 km スタート
登坂開始
12:54 12:54 12:54 19:54 19:54 19:54
158.9 km 3級山岳 13:11 13:21 13:13 20:11 20:21 20:13
128.2 km 登坂開始 13:58 14:02 14:06 20:58 21:02 21:06
103.9 km 1級山岳 14:36 14:41 14:47 21:36 21:41 21:47
26.0 km 中間SP 16:36 16:48 17:01 23:36 23:48 00:01
25.3 km 登坂開始 16:37 16:49 17:02 23:37 23:49 00:02
21.1 km 2級山岳 16:43 16:55 17:09 23:43 23:55 00:09
9.6 km 登坂開始 17:01 17:14 17:29 00:01 00:14 00:29
0.0 km 1級山岳
フィニッシュ
17:16 17:30 17:45 00:16 00:30 00:45

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