ブエルタ・ア・エスパーニャ2024

STAGE 04

第4ステージ

プラセンシア>ピコ・ビリュエルカス

170.5 km
8月20日(火)午後9:50 - 深夜1:35
/ J SPORTS 4J SPORTSオンデマンド
いよいよスペインへ、マイヨ・ロホ争いが本格化

コースの特徴

コースマップ

いよいよスペインへ入国し、マイヨ・ロホ争いが本格的に動き出す。今大会最初の山岳ステージにして、最初の山頂フィニッシュ。大会4日目にして早くも、総合争いから脱落する選手もいるかもしれない。

2つの山地を股にかける1日。まずは序盤55kmで、グレドス山脈の難峠を立て続けに2つ。中でも2つ目の1級山岳ピオルナル(登坂距離13.9km、平均勾配5.6%)は、2022年第18ステージのフィニッシュ地。2年前はマイヨ・ロホ姿でエヴェネプールが制したが、今回、このつづら折りの山道は単なる通過点に過ぎない。ここから30km近いダウンヒルが始まり、下りきった先では、35kmほど続く長い平地も待っている。

残り55kmで、今度はトレド山地へと切り込む。残り47km地点の3級山岳ミラベテは、変哲のない山ではあるものの、もしかしたら白熱した山頂スプリントが見られるかもしれない。山頂でボーナスタイム(6秒、4秒、2秒)が配分されるのだ。ちなみに今大会は9区間で中間スプリント地点に、10区間で山頂に、それぞれボーナスタイムが仕掛けられている。また今区間の中間スプリントは普通のスプリンターには手の届かない場所、つまり最終峠の麓に用意された。

約3kmにわたり11〜16%台の激勾配が続き、ついには20%に達する

その最終峠こそが、1級山岳ピコ・ビリュエルカス。全長14.6kmの山道は、平均勾配こそ6.2%と平凡ながら……山頂手前の5kmで、セメントの細道に差し掛かると、突如として恐ろしい激坂に変わる。勾配は二桁台に跳ね上がる。しかも約3kmにわたり11〜16%台の激勾配が続き、ついには20%に達するのだ!

2021年第14ステージも同峠で締めくくられたが、バルデが制した当時とは、実はラスト約2kmほどしか道は重ならない。つまり激パートを抜けた後の、勾配が緩んだ後。……とは言っても8%弱が続くし、フィニッシュ手前では再び15%ゾーンも現れる。最後の最後まで、決して気を抜くことは許されない。

文:宮本あさか


MAP





Difference in height
高低差図
高低差図
Detail
詳細
詳細 詳細
Time schedule
タイムスケジュール
残り距離 ポイント 現地時間 日本時間
44 km/h 42 km/h 40 km/h 44 km/h 42 km/h 40 km/h
170.4 km オフィシャル
スタート
13:27 13:27 13:27 20:27 20:27 20:27
146.5 km 2級山岳 13:59 14:01 14:02 20:59 21:01 21:02
116.3 km 1級山岳 14:40 14:44 14:48 21:40 21:44 21:48
47.0 km 3級山岳(B) 16:15 16:23 16:32 23:15 23:23 23:32
15.4 km 中間SP 16:58 17:08 17:19 23:58 00:08 00:19
0.0 km 1級山岳
フィニッシュ
17:19 17:30 17:42 00:19 00:30 00:42

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