コースの特徴
美しい砂浜で名高いガンディアから、いざ、今大会最初の本格派難関山岳ステージへ。3日目や6日目のような、最終登坂一発の争いではない。152kmと比較的短めのコースに、6つの山岳がぎゅうぎゅうに詰め込まれている。
しかもスタート直後からいきなり1級登坂が始まる。山岳ジャージが欲しい脚自慢たちは大喜びで飛び出していき、スプリンターたちは素早くグルペットを形成するに違いない。幸いにも今区間の一帯は、プロチームの冬季トレーニングキャンプのメッカ。多くの選手にとっては勝手知ったる道だ。
さらに3級峠を2つ、2級峠を2つ、上って下りる。山を3つ上った後に中間ポイントが待ち受け、5つ目の山頂にはボーナスタイムが仕掛けられている。
締めくくりは今大会初登場、最終1級バルコン・デ・アリカンテの、全長8.4km、平均勾配6.2%の山道。平均勾配が少々低めなのは、あくまで登坂口から2kmほど先に、1km弱の下りが挟み込まれているせいだ。さらに数百メートル上った後、またしても緩やかな平地が登場する。
そこからの約4kmこそが、待ちに待った激坂ゾーン。今ブエルタのために急遽舗装を施されたという山道後半は、道幅は極めて細く、勾配は10%を悠々と超える。大会側のデータによると最大勾配は14%ながら、試走した地元自転車クラブによると……最終コーナーはなんと一瞬29.9%に達するのだとか!
文:宮本あさか
Difference in height
高低差図
Time schedule
タイムスケジュール
距離 | ポイント | 現地時間 | 日本時間 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
40KM/H | 38KM/H | 36KM/H | 40KM/H | 38KM/H | 36KM/H | ||
0km地点 | スタート地点 | 13:30 | 13:30 | 13:30 | 20:30 | 20:30 | 20:30 |
16.4km地点 | 1級山岳 | 13:54 | 13:55 | 13:57 | 20:54 | 20:55 | 20:57 |
60.5km地点 | 3級山岳 | 15:00 | 15:05 | 15:10 | 22:00 | 22:05 | 22:10 |
80km地点 | 2級山岳 | 15:30 | 15:36 | 15:43 | 22:30 | 22:36 | 22:43 |
102km地点 | 中間スプリント | 16:03 | 16:11 | 16:20 | 23:03 | 23:11 | 23:20 |
113km地点 | 2級山岳 | 16:19 | 16:28 | 16:38 | 23:19 | 23:28 | 23:38 |
138.3km地点 | 3級山岳 | 16:57 | 17:08 | 17:20 | 23:57 | 0:08 | 0:20 |
152km地点 | ゴール地点 1級山岳 |
17:18 | 17:30 | 17:43 | 0:18 | 0:30 | 0:43 |