ツール・ド・フランス2025

STAGE 17

第17ステージ

ボレーヌ>ヴァランス

160.4 km
7月23日(水)午後9:00 - 深夜1:35
J SPORTS 4J SPORTSオンデマンド
【現地実況・解説版】ステージ全編 午後8:15 - 深夜2:35
J SPORTSオンデマンド限定
【デイリーハイライト】7月24日(木)午後6:35 - 午後6:50
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逃げとプロトンによる手に汗握る追いかけっこ

コースの特徴

コースマップ

ピュアスプリンターにとっては、おそらく最終日パリを除けば最後の勝機。それでいてスプリンターでもクライマーでもない選手たちにとって、さらにはいまだ区間勝利を手にしていないチームにとっても、残り少ない「逃げ切り」のチャンスなのだ。逃げとプロトンによる、手に汗握る追いかけっこが繰り広げられるかもしれない。

隣町のサン・ポール・トロワ・シャトーは過去15年で5度もツール一行を受け入れてきたが、ボレーヌにとっては、史上初めてのツールステージ開催。「太陽の高速道路」と呼ばれ、南へと向かうバカンス客で賑わう高速道路7号線沿いの町から、逆にプロトンは北へと向かう。

行く手には4級山岳が2つだけ。しかも残り43.4kmで2つ目を越えれば、あとはフィニッシュまで平地が続く。グランツール序盤であれば、確実に大集団スプリントで終わるステージだ。ただし大会3週目だからこそ、状況は異なる。脚にはピレネーとモン・ヴァントゥの疲れが蓄積している。何人かのスプリントエースはすでに大会を去り、長時間の追走作業を積極的に請け負うチームの数も、大会序盤ほど多くはない。

ローヌ渓谷を南北に吹き抜けるミストラルが、集団を極限までナーバスに追い込む可能性もある。もしくは翌日からのアルプス山頂2連戦を控える総合系チームが、逃げの飛び出しを見送った後、強制的にステージを「休息日」に変えてしまうことだってあり得る。

ただ近年にヴァランスで区間フィニッシュが争われた際には、2018年ペテル・サガン、2021年マーク・カヴェンディッシュと、その年のマイヨ・ヴェールが、まさにマイヨ・ヴェール姿で区間を勝ち取ってきた。やはりスプリンターたちにとっては、力を振り絞る価値のある場所なのだ。

もしも予定通りに大集団スプリントで締めくくられた場合、全力疾走の最終ストレートは600m。ラスト4kmから2kmまでの間に4つのロータリーが待ち構えているから、ポジション取りは極めて重要になる。

文:宮本あさか

MAP



Difference in height
高低差図
高低差図
Sporting stakes
各種ポイント
各種ポイント
Time schedule
タイムスケジュール
残り距離 ポイント 現地時間 日本時間
48 km/h 46 km/h 44 km/h 48 km/h 46 km/h 44 km/h
160.4 km オフィシャル
スタート
13:50 13:50 13:50 20:50 20:50 20:50
112.5 km 中間SP 14:50 14:52 14:55 21:50 21:52 21:55
94.1 km 4級山岳 15:13 15:15 15:20 22:13 22:15 22:20
43.4 km 4級山岳 16:16 16:23 16:29 23:16 23:23 23:29
0.0 km フィニッシュ 17:10 17:19 17:29 00:10 00:19 00:29

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