ツール・ド・フランス2025

STAGE 13

第13ステージ

ルダンヴィエル>ペイラギュード

10.9 km
7月18日(金)午後9:00 - 深夜1:45
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【現地実況・解説版】ステージ全編 午後7:50 - 深夜2:45
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【デイリーハイライト】7月19日(土)午後6:25 - 午後6:40
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ひどく恐ろしい1級山岳登坂タイムトライアル

コースの特徴

コースマップ

ピレネー山頂決戦3連戦の中日に、ひどく恐ろしい登坂タイムトライアルがねじ込まれた。努力の時間はわずか30分ほどながら、マイヨ・ジョーヌを争う選手たちの間に、とてつもないタイム差が生じる危険をはらんでいる。

上りが組み込まれた個人TTは決して珍しくはない。ただし「1級」以上の山岳でフィニッシュする難解なTTは、21世紀のツールでもわずか4回目。最も近い例は2020年第20ステージのプランシュ・デ・ベルフィーユ……忘れもしない、タデイ・ポガチャルが大逆転総合優勝を決めたTTだ。5年前の最終登坂は全長6km・平均勾配8.4%で、区間上位2人に1分21秒もの差がついている。

今回の勝負は、ルーダンヴィエルからペイラギュード山頂までの全長10.9kmで争われる。1年前の第15ステージはやはりルーダンヴィエルから走り出したが、向かった先は異なる。むしろ2022年第17ステージの最終盤と、完全に同じ道が使用される。ちなみにいずれのステージも、ポガチャルが制したことを付け加えておこう。

人口350人の小さく愛らしい村から走り出すと、序盤3kmはほぼ平坦基調。その後にじわりと道は上り始め、4km地点から勾配はいきなり8%台に跳ね上がる。正確な山道の距離は8kmで、平均勾配は7.9%。ただし序盤1kmの緩やかなパートを除けば、残り7kmは平均9.5%と極めて厳しい!

しかも残り1kmを切った直後には、最大16%ゾーンも待ち受ける。そこから終わりまでは13%の激勾配が続く。そしてジェームズ・ボンドが「トゥモロー・ネバー・ダイ」で降り立った山岳飛行場の滑走路で、選手たちは孤独な奮闘を終える。

開催委員会の計算によれば、走行タイムは26分前後。本格的な上り開始前の4km地点(残り6.9km)と、山道の半ばの7.6km地点(残り3.3km)の2か所で、中間計測が予定されている。

文:宮本あさか

MAP



Difference in height
高低差図
高低差図
Sporting stakes
各種ポイント
各種ポイント
Time schedule
タイムスケジュール
残り距離 ポイント 現地時間 日本時間
第1走者 最終走者 第1走者 最終走者
10.9 km スタート 13:10 17:05 20:10 00:05
6.9 km 第1計測 13:17 17:12 20:17 00:12
3.3 km 第2計測 13:27 17:22 20:27 00:22
0.0 km 1級山岳
フィニッシュ
13:36 17:31 20:36 00:31

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