ツール・ド・フランス2025

STAGE 11

第11ステージ

トゥールーズ>トゥールーズ

156.8 km
7月16日(水)午後9:00 - 深夜1:30
J SPORTS 4J SPORTSオンデマンド
【現地実況・解説版】ステージ全編 午後7:55 - 深夜2:30
J SPORTSオンデマンド限定
【デイリーハイライト】7月17日(木)午後8:45 - 午後9:00
J SPORTS 4オンデマンド
最終盤の激坂がパンチャーたちの野心を刺激する

コースの特徴

コースマップ

トゥールーズで最初の休息日を過ごした黄色い一団は、この日も「バラ色の都市」にとどまる。翌日からのピレネー3連戦を控える総合勢たちにとっては、リズムを整え直す大切な時間。かといって穏やかな午後が約束されているわけでもない。今大会5回目の平坦ステージは、大集団スプリントで締めくくられるとは限らない。最終盤の激坂が、またしてもパンチャーたちの野心を刺激するに違いないのだ。

1903年の第1回大会からツールを受け入れてきたトゥールーズは、前回はカレブ・ユアン、前々回はマーク・カヴェンディッシュと、ピュアスプリンターに栄光をもたらしてきた。今年もフィニッシュラインは同じ場所に引かれる。ところが史上初のトゥールーズ「発着」は、新たな名所披露の機会でもある。

フランス国内リーグ3連覇中で、日本代表の齋藤直人が所属するラグビーチーム「スタッド・トゥールーザン」のホームスタジアムから、スタートは切られる。そこから北へと抜け出すと、コースは時計回りに大きく輪を描く。100kmほど走った先の南西部で、中間スプリントを争うまでは、ほとんど難所は存在しない。

残り50kmを切り、町の南へ回り込むと、いよいよ起伏が登場する。ただ3つの4級山岳は、絶好調のスプリンターならそれほど苦もなく乗り越えられるだろう。むしろ最大の問題は、1日の終わりに立ちはだかる3級ペッシュ・ダヴィッド坂だ。

市街地が一望できる緑の丘への上りは、800mと短いが、平均勾配は12.4%にもいたる。しかも序盤200mはガツンと17%を超え、最大は20%!地元っ子アントニー・ペレスによれば2分半もがく必要があるらしい。激坂巧者たちの揺さぶりに、スプリンターは果たして耐えきれるか。坂の頂からフィニッシュまでは、わずか8.8kmしかない。

短い下りを終えると、残りは完全に平坦路。それでもラスト5km前後には、鋭角コーナーや中央分離帯など都市特有の危険が潜む。残り1kmを切ってからも2度のカーブあり。隊列を保っての追走は、決して容易ではなさそうだ。

文:宮本あさか

MAP



Difference in height
高低差図
高低差図
Sporting stakes
各種ポイント
各種ポイント
Time schedule
タイムスケジュール
残り距離 ポイント 現地時間 日本時間
47 km/h 45 km/h 43 km/h 47 km/h 45 km/h 43 km/h
156.8 km オフィシャル
スタート
13:45 13:45 13:45 20:45 20:45 20:45
130.9 km 4級山岳 14:18 14:20 14:21 21:18 21:20 21:21
59.5 km 中間SP 15:49 15:55 16:01 22:49 22:55 23:01
45.2 km 4級山岳 16:07 16:14 16:21 23:07 23:14 23:21
39.8 km 4級山岳 16:14 16:21 16:28 23:14 23:21 23:28
14.3 km 4級山岳 16:47 16:55 17:04 23:47 23:55 00:04
8.8 km 3級山岳 16:54 17:02 17:11 23:54 00:02 00:11
0.0 km フィニッシュ 17:05 17:14 17:24 00:05 00:14 00:24

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