ツール・ド・フランス2025

STAGE 10

第10ステージ

エヌザ>ル=モンドール・ピュイ=ド=サンシー

165.3 km
7月14日(月)午後7:50 - 深夜1:50
J SPORTS 2J SPORTS 4J SPORTSオンデマンド
【現地実況・解説版】ステージ全編 午後7:50 - 深夜2:50
J SPORTSオンデマンド限定
【デイリーハイライト】7月15日(火)午後8:45 - 午後9:00
J SPORTS 4オンデマンド
黄金の山を目指すひどく難解な革命記念日

コースの特徴

コースマップ

例年より1日長い第1週目の締めくくり。午前中にはシャンゼリゼでパレードが行われ、午後には中央山塊で、激烈アップダウンバトルが繰り広げられる。果たして地元フランス人選手が、「革命記念日」に美しい花火を打ち上げられるだろうか──。

ツール初登場のエヌザから、ひどく難解な戦いは幕を開ける。文字通り最初から最後まで、うんざりするほど曲がりくねった道と起伏が続くのだ。わずか165kmのコースに8つの山岳が詰め込まれ、獲得標高は全長255kmのリエージュ〜バストーニュ〜リエージュとほぼ同じ4450mにもいたる。たった1日で37ポイント収集できるからこそ、山岳賞狙いの逃げも見られるだろう。マイヨ・ア・ポワ誕生50周年の今大会では、「最初に50ポイントに達した選手」に特別賞金5000ユーロが与えられる。

今年はツールのシャンゼリゼフィニッシュ50周年にもあたる。48.1km地点のシャマリエールは、1975年最終日に総合覇者へマイヨ・ジョーヌを手渡したフランス大統領ヴァレリー・ジスカール・デスタンのお膝元。そして、この町から、2023年第9ステージで復活したピュイ・ド・ドームの山道を……途中まで上る(2級ラ・バラック)。その後も幾多の起伏が待っている。ひとつひとつはそれほど厳しくはなくとも、上り下りを重ねるうちに、脚は確実に削られていく。

地元っ子レミ・カヴァニャの助言によれば、残り9.9kmの2級クロワ・サン・ロベール(登坂距離5.1km、平均勾配6.4%)でアタックを打つべし。山頂で後続に20秒差をつけることさえできれば、ヘアピンカーブがいくつも連なる細い下りを利用して、最後まで逃げ切りも可能だと説く。

最終2級山岳モン・ドール(3.3km、8%、最大12%)は、たしかに2023年ドーフィネと2023年ツール10日目で別の方角から途中まで上っている。ただし今回の登坂路が使用されるのも、同名のスキー場の麓まで上り詰めるのも、ここで勝負が争われるのも史上初めて。幸いにも翌日は休息日。「黄金の山」での史上最初の覇者になるために、フィニッシュまで全力でもがく価値はある。

文:宮本あさか

MAP



Difference in height
高低差図
高低差図
Sporting stakes
各種ポイント
各種ポイント
Time schedule
タイムスケジュール
残り距離 ポイント 現地時間 日本時間
41 km/h 39 km/h 37 km/h 41 km/h 39 km/h 37 km/h
165.3 km オフィシャル
スタート
13:25 13:25 13:25 20:25 20:25 20:25
153.5 km 2級山岳 13:44 13:46 13:47 20:44 20:46 20:47
120.9 km 中間SP 14:26 14:29 14:32 21:26 21:29 21:32
110.8 km 2級山岳 14:44 14:48 14:53 21:44 21:48 21:53
98.7 km 2級山岳 15:02 15:08 15:14 22:02 22:08 22:14
86.9 km 2級山岳 15:19 15:25 15:33 22:19 22:25 22:33
49.9 km 2級山岳 16:12 16:21 16:32 23:12 23:21 23:32
41.2 km 3級山岳 16:25 16:35 16:47 23:25 23:35 23:47
9.9 km 2級山岳 17:10 17:23 17:37 00:10 00:23 00:37
0.0 km 2級山岳
フィニッシュ
17:25 17:38 17:53 00:25 00:38 00:53

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