ツール・ド・フランス2025

STAGE 6

第6ステージ

バイユー>ヴィール=ノルマンディー

201.5 km
7月10日(木)午後9:00 - 深夜1:45
J SPORTS 1J SPORTS 4J SPORTSオンデマンド
【現地実況・解説版】ステージ全編 午後7:15 - 深夜2:40
J SPORTSオンデマンド限定
【デイリーハイライト】7月11日(金)午後8:45 - 午後9:00
J SPORTS 4オンデマンド
今大会2度目の上り坂フィニッシュ

コースの特徴

コースマップ

またしてもパンチャーの脚がうなる。逃げ切りを企む者たちも少なくはないだろう。獲得標高は3550mとちょっとしたアップダウンクラシック並で、しかもフィニッシュは今大会2度目の上り坂!

先の世界大戦の激戦地で争われる1日は、ツールとノルマンディの絆を思わせるステージでもある。スタート地バイユーは、昨大会2日目に区間を制したケヴィン・ヴォークランの地元であり、フィニッシュ地ヴィール=ノルマンディーは、ツールの現レース委員長……つまりコース作成責任者ティエリー・グヴヌーの故郷。今区間のルート作りに協力したというギヨーム・マルタンが暮らす町も、もちろん残り126km地点で通過する。残り65kmでは、40年間にわたり「ツールの声」であり続けたダニエル・マンジャスにも敬意を払う。

征服王ギヨーム1世の英雄譚が織り込まれたタピスリーで知られるバイユーから、一行は南を目指す。ステージ序盤で中間スプリントを争ったら、その先で「スイス・ノルマンド(ノルマンディのスイス)」と呼ばれる一帯を駆け抜ける。つまり牧歌的な風景の中に、細くうねる道がのび、起伏がいくつも連なる。35.5km地点では、カルヴァドス県で最も標高が高い山、3級モン・パンソンを踏破。とはいえ標高353mに過ぎないが。

戦いが本格化するのは、おそらく残り63.5kmの3級モルタン・コート314(登坂距離1.6km、平均勾配9.5%)から。その後も繰り返される上り下りが、脚のないものを容赦なく振り落としていくだろう。最後の山岳4級ヴォドリー坂は、残り距離の点でも(4.4km)、その厳しさからも(1.2km、7.2%、最大11%)、アタックを仕掛けるには絶好の場所に違いない。

ただし、最後にもう1度もがくための脚力を、しっかり残しておかねばならない。ツールがこの地に最後に立ち寄った1997年は大集団スプリントで幕を下ろしたが、今回フィニッシュラインが引かれるのは、全長700m・勾配10.2%の坂道を上り詰めた果てなのだ。

文:宮本あさか

MAP



Difference in height
高低差図
高低差図
Sporting stakes
各種ポイント
各種ポイント
Time schedule
タイムスケジュール
残り距離 ポイント 現地時間 日本時間
45 km/h 43 km/h 41 km/h 45 km/h 43 km/h 41 km/h
201.5 km オフィシャル
スタート
12:45 12:45 12:45 19:45 19:45 19:45
179.3 km 中間SP 13:14 13:16 13:17 20:14 20:16 20:17
166.0 km 3級山岳 13:32 13:34 13:37 20:32 20:34 20:37
145.5 km 3級山岳 14:00 14:03 14:07 21:00 21:03 21:07
63.5 km 3級山岳 15:49 15:57 16:07 22:49 22:57 23:07
47.0 km 3級山岳 16:11 16:20 16:31 23:11 23:20 23:31
27.2 km 3級山岳 16:37 16:48 17:00 23:37 23:48 00:00
4.4 km 4級山岳 17:08 17:20 17:33 00:08 00:20 00:33
0.0 km フィニッシュ 17:14 17:26 17:40 00:14 00:26 00:40

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