コースの特徴
第106回大会の最終日。スタートはパリの西隣にあって、ヴェルサイユ宮殿などがあることで知られるイヴリーヌ県のランブイエだ。このイヴリーヌ県は2019年から2023年まで最終ステージのスタート地点としてツール・ド・フランスと契約している。ヴェルサイユ、ランブイエのほか、2018年の最終ステージのスタート地点となったウイユなどがある。
最終ステージの序盤は例年のようにパレード走行が想定される。途中にカテゴリー4級の山岳ポイントが2つあるが、山岳賞ジャージの行方はアルプスで決しているかも知れない。
パリ入城はお決まりのように主催者ASOの社屋があったイシー・レ・ムリノーから(現在はブローニュ・ビランクールに移転)。通常はここからセーヌ川沿いの道(ダイアナ妃が事故死したトンネル)を走るのだが、今回はいったん東に向かってポンヌフ橋を渡り、ルーヴル美術館を通ってシャンゼリゼに向かう。火災で大きな被害を受けたノートルダム大聖堂を見舞うかのようなルートだ。
そして最後はシャンゼリゼの特設サーキット(1周7km)を8周回する。花の都パリが誇る世界有数の目抜き通りを走り、ナポレオンの勝利を記念して建造されたエトワール凱旋門を回って折り返し、メトロで4駅目のコンコルド広場を貫通。セーヌ川沿いを駆け抜け、チュイルリー公園をグルッと回るためにルモニエの地下道を通って反対側のリボリー通りへ。再びコンコルド広場を突き抜けて上り坂となったシャンゼリゼにゴールする。
途中3回目のフィニッシュラインを通過後に、エトワール凱旋門との間に設定されたスプリントポイントがある。最後はゴールスプリントになることが想定され、それと同時に個人総合優勝者が確定する。
文:山口和幸
Difference in height
高低差図
Time schedule
タイムスケジュール
距離 | ポイント | 現地時間 | 日本時間 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
39KM/H | 41KM/H | 43KM/H | 39KM/H | 41KM/H | 43KM/H | ||
0km地点 | スタート地点 | 18:10 | 18:10 | 18:10 | 25:10 | 25:10 | 25:10 |
34km地点 | 4級山岳 | 19:16 | 19:12 | 19:08 | 26:16 | 26:12 | 26:08 |
89.5km地点 | 中間スプリント | 20:45 | 20:36 | 20:28 | 27:45 | 27:36 | 27:28 |
128km地点 | ゴール地点 | 21:29 | 21:19 | 21:10 | 28:29 | 28:19 | 28:10 |