コースの特徴
最終日前日にアルプスの山岳ステージが設定された。途中にカテゴリー1級、そして2級の山岳ポイント。そしてゴールは33kmの上り坂が延々と続くスキーリゾート、バル・トランスだ。総滑走距離600kmは世界最長、そして欧州のスキー場で最も標高の高い2300mに位置することで知られる。
1992冬季五輪を開催したアルベールヴィルをスタート。36km地点にカテゴリー1級のコルメ・ド・ロズラン(標高1968m)がある。これを一気にダウンヒルしてブール・サン・モーリスへ。谷沿いの道を走り、75.5km地点でカテゴリー2級のロンジュフォワの丘(標高1190m)を上る。
94km地点にムーティエの集落があり、いよいよここからが第106回大会最後の上り坂となる。距離33.4kmで獲得標高は1843m。単一の峠でこれだけの標高差はバル・トランスのほかにはないだろう。総合優勝を争う選手はそれまでの2つの峠でチームのアシスト選手をどれだけ失わないかがカギとなりそうだ。それでも最後は真の王者を決めるための有力選手だけの激闘となるか。
バル・トランスのゴール後にマイヨ・ジョーヌを着用した選手が第106回大会の総合優勝者として、例年のようにゴール後のプレスセンターで勝利者インタビューに登壇する。選手らはこの日、バル・トランスで戦いが一段落した開放感を楽しみ、翌日に空路でパリに移動する。
文:山口和幸
Difference in height
高低差図
Time schedule
タイムスケジュール
距離 | ポイント | 現地時間 | 日本時間 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
31KM/H | 33KM/H | 35KM/H | 31KM/H | 33KM/H | 35KM/H | ||
0km地点 | スタート地点 | 13:45 | 13:45 | 13:45 | 20:45 | 20:45 | 20:45 |
11.5km地点 | 中間スプリント | 14:03 | 14:03 | 14:00 | 21:03 | 21:03 | 21:00 |
36km地点 | 1級山岳 | 15:02 | 14:57 | 14:53 | 22:02 | 21:57 | 21:53 |
75.5km地点 | 2級山岳 | 16:03 | 15:55 | 15:48 | 23:03 | 22:55 | 22:48 |
130km地点 | ゴール地点 | 18:00 | 17:44 | 17:29 | 25:00 | 24:44 | 0:29 |