コースの特徴
ピレネー山脈での3ステージの最終日。翌日は2回目の休息日となっているのだが、第106回大会は1回目の休息日が大会11日目に設定されている(通常は10日目)ので、例年とは異なり1日減の大会第2週となっている。それでも唯一の個人タイムトライアルがあったりして、選手としては息つくこともできないスケジュールだ。
舞台は広大なオクシタニー地域圏。ラグビーが盛んなところで、9月にラグビー・ワールドカップを開催する日本のラグビー界との交流もある。スタートはワイン製造の盛んなリムー。序盤は平たんだが、中盤以降にピレネー山脈に突入し、カテゴリー2級の峠が1つ、1級の峠が3つあり、ゴールのプラットダルビまでは上り坂となる。
2つ目のカテゴリー1級、ミュール・ド・ペギュエールにボーナスポイントが設定され、1着通過選手に8秒、2着5秒、3着2秒が与えられ、個人総合成績から差し引かれる。頂上までの3kmが平均勾配11%以上の上りで、部分的に18%、16%の激坂が待ち構える。
残り11km地点でフォワの町を通過する。中世に立てられたフォワ城はヘリコプターからの映像で見応えあり。そして最後にプラットダルビに上る。「プラット」は高原という意味で、ここには比較的小さなスキー場がある。翌日は休息日なので、有力選手も積極果敢な走りを披露してくれるに違いない。選手たちはゴール後に休息地であるニームに移動する。
文:山口和幸
Difference in height
高低差図
Time schedule
タイムスケジュール
距離 | ポイント | 現地時間 | 日本時間 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
33KM/H | 35KM/H | 37KM/H | 33KM/H | 35KM/H | 37KM/H | ||
0km地点 | スタート地点 | 12:10 | 12:10 | 12:10 | 19:10 | 19:10 | 19:10 |
60.5km地点 | 2級山岳 | 13:53 | 13:47 | 13:42 | 20:53 | 20:47 | 20:42 |
93.5km地点 | 中間スプリント | 14:43 | 14:35 | 14:27 | 21:43 | 21:35 | 21:27 |
120.5km地点 | 1級山岳 | 15:42 | 15:29 | 15:18 | 22:42 | 22:29 | 22:18 |
147km地点 | 1級山岳 | 16:35 | 16:18 | 16:06 | 23:35 | 23:18 | 23:06 |
185km地点 | ゴール地点 | 17:44 | 17:23 | 17:07 | 24:44 | 24:23 | 24:07 |