コースの特徴
過去4年間のツールは、土曜開幕→9日間レース→月曜日に1回目の休息日、というリズムで走ってきた。しかし今年のプロトンは、一旦停止の前に、いつもより1日余計に走らねばならない。ちなみに21世紀最初の大会は、開幕から12日連続レースという過酷な条件だった。
たしかに大きな起伏はない。低級の山岳が4つ用意されているだけ。ただし中央山塊を南へと抜けるこの日も、いわゆる「1mたりとも平地が存在しない」コースだ。しかも次の勝負地ピレネーへと大急ぎで接近するために、レース距離は200kmを超える。すでに十分に疲労が溜まっている選手たちにとっては、決して簡単な1日にはならないはずだ。
しかも開催委員会が今区間に込めた意図は、逃げ向きでありつつ、「上れる」スプリンターならなんとかなりそうな微妙なコース……なんだとか。確かに今回を逃すと、スプリンターにとっての勝機はあと3回のみ(第11、16、21ステージ)。今から20年前の1999年大会、全くスタート&フィニッシュで争われたステージは、サルヴァトーレ・コメッソの大逃げ勝利が決まっている。
2013年ツール100回記念大会でアルビを制したのは、ペテル・サガンだった。ユネスコの世界遺産にも指定され、1971年にはエディ・メルクスも勝ち取った歴史の古い街で、マイヨ・ジョーヌ100周年大会の栄光を手にするのは、果たしてどんなタイプの選手だろうか。
文:宮本あさか
Difference in height
高低差図
Time schedule
タイムスケジュール
距離 | ポイント | 現地時間 | 日本時間 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
39KM/H | 41KM/H | 43KM/H | 39KM/H | 41KM/H | 43KM/H | ||
0km地点 | スタート地点 | 12:25 | 12:25 | 12:25 | 19:25 | 19:25 | 19:25 |
22km地点 | 4級山岳 | 12:58 | 12:57 | 12:55 | 19:58 | 19:57 | 19:55 |
40.5km地点 | 3級山岳 | 13:27 | 13:24 | 13:21 | 20:27 | 20:24 | 20:21 |
95.5km地点 | 3級山岳 | 14:51 | 14:44 | 14:38 | 21:51 | 21:44 | 21:38 |
128.5km地点 | 中間スプリント | 15:43 | 15:33 | 15:24 | 22:43 | 22:33 | 22:24 |
164.5km地点 | 3級山岳 | 16:38 | 16:25 | 16:14 | 23:38 | 23:25 | 23:14 |
217.5km地点 | ゴール地点 | 17:59 | 17:43 | 17:28 | 24:59 | 24:43 | 24:28 |