ツール・ド・フランス2019

STAGE 06

第6ステージ

ミュールーズ>ラ・プランシュ・デ・ベル・フィーユ

160.5km
7月11日(木)午後8:55 - 深夜2:00
/ J SPORTS 4J SPORTSオンデマンド
  
【現地実況・解説版】ステージ全編 午後7:50 ~ 深夜2:00 / J SPORTSオンデマンド限定
エディ・メルクスが初めて区間勝利を飾った地
 

コースの特徴

第6ステージ

初登場は2012年と極めて近年だが、すでに「ツール前半戦の勝負地」としての風格をたたえるプランシュ・デ・ベルフィーユ。2019年大会も、最大勾配20%超の激坂が、マイヨ・ジョーヌ候補たちをふるいにかける。

しかし今年のステージは、ほぼ激坂一発勝負だった2012年や2017年とはひと味違う。ニバリが区間を制した2014年大会と同じく、むしろ本格的な難関山岳ステージだ。全長160.5kmのコースには、7つの峠がぎゅうぎゅう詰め!

スタート直後から繰り返し訪れる起伏の中でも、ひときわ特別な意味を持つ峠が105km地点の1級バロン・ダルザスだ。登坂距離11km、平均勾配5.8%のこの山こそ、1905年にツール史上初めて登場した「峠」であり……なにより1969年ツール初出場のエディ・メルクスが、生まれて初めて区間勝利を飾った地でもある!すでに大会初日に1日だけ黄色いジャージをまとっていた「人食い」は、50年前の第6ステージを制すると共に、マイヨ・ジョーヌを再びまとった。もちろん最終日まで、もう2度と脱ぐことはなかった。

残り19km地点の2級シュヴレール峠では、昨季から導入された「ポイントボーナス」も発生する。ただし大会前半戦を盛り上げる目的で登場した昨大会とは違い、今年は総合争いを盛り上げるために、山岳ステージの終盤の山に配置された。しかも上位通過の3人に与えられるボーナスタイムは8、5、2秒……と決して無視できない数字である。

なにより興味深いことに、最終激坂は今年、距離が1.1km伸びた。過去3回は5.9km・8.5%・最大勾配20%の山道だったが、今年は7km・8.7%。フィニッシュ地を少し上方に移動し、おかげで最大勾配も24%に上方修正。文字通りの壁をよじ登った先で、総合本命たちの間に、かなりのタイム差が発生している可能性はある。

文:宮本あさか

Difference in height
高低差図
第6ステージ
Time schedule
タイムスケジュール
距離 ポイント 現地時間 日本時間
35KM/H 37KM/H 39KM/H 35KM/H 37KM/H 39KM/H
0km地点 スタート地点 13:25 13:25 13:25 20:25 20:25 20:25
29km地点 中間スプリント 14:08 14:07 14:05 21:08 21:07 21:05
43.5km地点 1級山岳 14:44 14:40 14:36 21:44 21:40 21:36
50.5km地点 3級山岳 14:53 14:49 14:44 21:53 21:49 21:44
74km地点 2級山岳 15:28 15:22 15:16 22:28 22:22 22:16
105km地点 1級山岳 16:25 16:16 16:07 23:25 23:16 23:07
123.5km地点 3級山岳 16:53 16:42 16:32 23:53 23:42 23:32
141.5km地点 2級山岳 17:23 17:09 16:58 24:23 24:09 23:58
160.5km地点 ゴール地点 17:58 17:42 17:29 24:58 24:42 24:29

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