ツール・ド・フランスを知るための100の入り口
ツール・ド・フランスを知るための100の入り口:一風変わった賞金
1709m級のオービスク峠、2115m級のトゥールマレ峠といったピレネーの山々が満を持してツール・ド・フランスに導入された1910年大会で、ギュスタヴ・ガリグーは、「あること」が称えられ、100フランの賞金を手にした。
それは、「トゥールマレ峠を、足をつかずに上り切ったこと」。
コースが厳しすぎて、自転車を降り、押しながら上る選手がほとんど。足をつかなかったのは、彼だけ、だったのだ。
※本企画は2013年6月に実施されたものです。現在と情報が異なる場合がございますが、予めご了承ください。