ツール・ド・フランスを知るための100の入り口
ツール・ド・フランスを知るための100の入り口:マイヨ・ジョーヌのアクセント
1919年、首位の選手を際立たせるため黄色いジャージ、いわゆるマイヨ・ジョーヌがツール・ド・フランスに導入されると、1948年には、初代ディレクターのアンリ・デグランジュ(Henri Desgrange)を偲び、マイヨ・ジョーヌの胸に彼のイニシャル「HD」が入れられるようになる。
フルネームを入れたかったが、刺繍は高くつくため、イニシャルで妥協したわけだ。こうしてHDの文字は、スポンサーロゴとともにアクセントとなった。
やがてこのHDの2文字も80年代には姿を消すが、2013年100回記念大会でよみがえることになった。入いる場所は、胸ではなく、裾の部分。
加えて、グランデパール地であるコルシカ島の旗に描かれたムーア人の横顔の絵が正面にうっすらと配置されている。
※本企画は2013年6月に実施されたものです。現在と情報が異なる場合がございますが、予めご了承ください。