ツール・ド・フランスを知るための100の入り口

ツール・ド・フランスを知るための100の入り口:近隣諸国への伝播



1903年にツール・ド・フランスが開始になってからというもの、その突出した人気ぶりは近隣諸国にも伝播していく。相次いで各地で自転車一周レースが流行した。

ツールが開始となったのは1903年だが、1905年には、ワンデイレースではあるもののジロ・デ・ロンバルディアが始まった。今でも開催しているこのレース。イタリア語のジロはフランス語のツールと同義語だ(ツール=一周)。

ツール・ド・オランダと、ジロ・デ・イタリア、通称ジロがスタートするのは1909年のこと。

その後、「ツール・ド・○○」というレースはヨーロッパ中で増殖する。ドイツ(1911年)、ブルガリア、スウェーデン(1924年)、ハンガリー(1925年)、ポルトガル(1927年)、ポーランド(1928年)、スイス(1933年)、ルーマニア(1934年)などなど。

スペイン一周を表すブエルタ・ア・エスパーニャは、やや遅れて1935年に登場だ。

ほかにも、1959年には、ツール・ド・東ドイツなどというのもお目見えした。中にはアマチュアレースにとどまったものもあるし、プロレースとなったものもある。

2006世界選手権のブルキナファソ代表選手たち。残念ながら完走はならなかった。ツールの影響は欧州を越えて世界に広がっている。

欧州のみならず、南米でも、1939年のツール・ド・ウルグアイを筆頭に、ベネズエラ、ボルビア、グアテマラなどが続く。アフリカもしかり。1937年のツール・ド・モロッコ、1953年のツール・ド・チュニジアなど。

目下、ツールと同じ主催者A.S.O.が支援する西アフリカのレースといえば、ブルキナファソを舞台にしたツール・デュ・ファソ。前身となる1984年の「ルゥ・デュ・スル」は、スポーツ政策の一環として国をあげて開催され、政治家たちも参戦した。

プロローグの優勝者は、なんと大統領!八百長か?いえいえ、そうではなかった模様。ただ、機材が最高級だったらしい。

※本企画は2013年6月に実施されたものです。現在と情報が異なる場合がございますが、予めご了承ください。

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