ジロ・デ・イタリア2025

STAGE 16

第16ステージ

ピアッツォーラ・スル・ブレンタ>サン・ヴァレンティーノ(ブレントーニコ)

203 km
5月27日(火)午後9:00 - 深夜1:20
J SPORTS 4J SPORTSオンデマンド
【現地実況・解説版】ステージ全編 午後6:05 - 深夜2:20
J SPORTSオンデマンド限定
距離200km超え獲得標高4900mの地獄のような1日

コースの特徴

コースマップ

最後の休息日を終え、総合争いも残すところ5日。大会最終週には、イタリア北部を縁取るアルプスの山々が、ぎゅうぎゅうに詰め込まれている。これまで2週間かけて築き上げてきたヒエラルキーが、ひっくり返る可能性もはらんでいる。

かつてのヴェネツィア共和国に点在する貴族の別荘「ヴィッラ・ヴェネタ」の中でも、最も美しいと謳われるヴィッラ・コンタリーニの前から、ばら色の一行は華々しくスタートする。そこから2023年UCI「スーパー」世界選手権に立候補中のトレント自治県に突入し、目指す今大会2つ目の難関山頂フィニッシュ。走行距離は200kmを超え、獲得標高はこれまでとは桁違いの4900mへと跳ね上がる。

山岳ジャージを狙う選手にとっては、逃げる価値のある1日。平坦なのは序盤の50kmだけで、その先では、等級の高い4つの山岳(と中間ポイントへの上り)が次々と襲いかかる。しかも山と山の間にほとんど平地はなく、体制を立て直す余地は一切ない。

いずれも登坂距離が10kmを超える山だが、覇権争いは、おそらく3つ目の1級山岳サンタ・バルバラ(登坂距離12.7km、平均勾配8.3%、最大14%)から本格化するだろう。上りは見事なつづら折りで、下りはヘアピン満載だ!

地獄のような1日は、1級山岳サン・ヴァレンティーノ(18.2km、6.1%)の、壮大な風景の中で締めくくられる。長い山道には2か所の「下り」が挟まれており……つまり実質の勾配ははるかに厳しい。

特に1度目の下りを終えた直後は、約4kmにわたり平均9.2%・最大14%の激勾配。また山頂直前にも、最後のひと踏ん張りを求められる(約1.5kmで8.9%)。ジロ一行が今回のフィニッシュ地までよじ上るのは初めてながら、2年前のツアー・オブ・ジ・アルプで登場しているから、多くの自転車関係者はこの山の恐ろしさを熟知しているはずだ。

text:宮本あさか




MAP



Difference in height
高低差図
高低差図
Detail
詳細
詳細 詳細 詳細 詳細
Time schedule
タイムスケジュール
残り距離 ポイント 現地時間 日本時間
38 km/h 36 km/h 34 km/h 38 km/h 36 km/h 34 km/h
203.0 km オフィシャル
スタート
11:35 11:35 11:35 18:35 18:35 18:35
163.8 km 中間SP 12:25 12:27 12:29 19:25 19:27 19:29
127.7 km 2級山岳 13:21 13:27 13:33 20:21 20:27 20:33
88.1 km 1級山岳 14:27 14:37 14:49 21:27 21:37 21:49
64.0 km 中間SP 14:57 15:08 15:22 21:57 22:08 22:22
34.6 km 1級山岳 15:55 16:11 16:30 22:55 23:11 23:30
10.3 km レッドブルKM 16:33 16:52 17:13 23:33 23:52 00:13
0.0 km 1級山岳
フィニッシュ
16:53 17:14 17:37 23:53 00:14 00:37

一覧ページへ戻る

SHARE

  • Facebook
  • LINE
  • Twitter