コースの特徴
国境を5回越えて、イタリアとスロベニアを行ったり来たり。過去2年のジロ総合覇者の母国を訪れるが、道はむしろ平坦基調。ただステージ最終盤に、小さな3つの上りが待ち受ける。
自転車メーカー、ピナレロの本拠地であり、2025年の欧州グリーンリーフ賞──SDGsの取り組みに優れた人口10万人以下の都市──に輝いたトレヴィーゾから、ピンクのレースは走り出す。前区間に続き、長距離にわたって一切の起伏は登場しない。アドリア海の美しきラグーンに縁取られた広大な平野を、黙々と東へ進む。
150kmほど走り、スロベニアに入国すると、この日最初の4級山岳に出会う。この一帯は「スロベニアのトスカーナ」と呼ばれ、つまり丘陵地帯にぶどう畑が広がり、美味しいワインの産地なんだとか。
その後一旦イタリアへ帰還。そして残り26.4kmでいよいよ、第二次世界大戦後に2つに分割された土地、イタリアのゴリツィアとスロベニアのノーヴァ・ゴリツァにまたがる周回コースに突入する。
全長13.8kmのサーキットを約2周回し、スロベニア側で4級山岳を2回乗り越える。0.9kmと短い上りながら、平均勾配7.4%・最大12%とかなりの急坂だ。ちなみに2021年大会に両町を往復するステージが行われた時も、同じ場所を上ったが、進行方向は今回とは逆。また4年前はイタリア側にフィニッシュラインが引かれ、今回はスロベニア側で勝負を争う。
残り7.6kmで2度目の4級登坂を終えたら、残るはうねる下りと、直角コーナー満載の平坦路。2カ国巡りの1日を象徴するように、ラスト1kmは、国境線に並行に走る一本道を駆け抜ける。
text:宮本あさか
Difference in height
高低差図

Detail
詳細



Time schedule
タイムスケジュール
残り距離 | ポイント | 現地時間 | 日本時間 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
47 km/h | 45 km/h | 43 km/h | 47 km/h | 45 km/h | 43 km/h | ||
195.0 km | オフィシャル スタート |
12:55 | 12:55 | 12:55 | 19:55 | 19:55 | 19:55 |
118.6 km | 中間SP | 14:28 | 14:32 | 14:38 | 21:28 | 21:32 | 21:38 |
94.2 km | 中間SP | 14:59 | 15:04 | 15:10 | 21:59 | 22:04 | 22:10 |
62.2 km | レッドブルKM | 15:39 | 15:48 | 15:54 | 22:39 | 22:48 | 22:54 |
37.9 km | 4級山岳 | 16:14 | 16:23 | 16:33 | 23:14 | 23:23 | 23:33 |
21.4 km | 4級山岳 | 16:36 | 16:48 | 16:57 | 23:36 | 23:48 | 23:57 |
7.8 km | 4級山岳 | 16:54 | 17:06 | 17:17 | 23:54 | 00:06 | 00:17 |
0.0 km | フィニッシュ | 17:03 | 17:16 | 17:27 | 00:03 | 00:16 | 00:27 |