ジロ・デ・イタリア2023

STAGE 15

第15ステージ

セレーニョ>ベルガモ

195 km
5月21日(日)午後9:00 - 深夜1:00
J SPORTS 4J SPORTSオンデマンド
【現地実況・解説版】ステージ全編 午後6:35 - 深夜2:00
J SPORTSオンデマンド限定
初夏のイル・ロンバルディア風

コースの特徴

第15ステージコースマップ

初夏のイル・ロンバルディア風。クラシックハンターのパンチ力がうなる。もちろんT・ポガチャルが2連覇中のモニュメントコースが、大会2度目の休息日前日、総合系ライダーの意欲をかきたてないわけがない。

ギザッロ教会の鐘は鳴り響かないけれど……今ステージに組み込まれた4峠すべては、近年の「落ち葉のクラシック」で登坂済み。なにより過去10年で3回「落ち葉のクラシック」フィナーレを受け入れてきたベルガモの、最終盤の行程は完全に同じだ。

スタート直後から道はすでにうねりをはらんでいる。35kmほど走った先で早くも1級ヴァルカヴァへ。登坂距離11.6kmの山道は、平均勾配8%とかなりの急坂。しかも終盤3.5kmに渡って平均11%超・最大17%の激坂ゾーンも待ち受ける。

その後は2つの異なる大きな輪を描く。まずは東側の周回に入り、2級セルヴィーノ(11.1km、5.6%、9%)&2級ミラゴロ・サン・サルヴァトーレ(5.2%、7%、12%)の連続登坂。ヘアピンカーブで結ばれた双子の山は、2016年イル・ロンバルディアと2017年ジロ第15ステージでは逆側から使用した。今ジロは順番を入れ替えることで、難度が1つ目<2つ目とクレシェンド。

東の周回を終え、フィニッシュ地ベルガモを確認がてら一旦通過したら、今度は西側の周回へ。ここで立ちはだかるのは、2021年イル・ロンバルディアで通過した2級ロンコラ・アルタ(10km)。平均勾配6.7%に騙されてはならない。単に序盤と終盤に勾配が低いせいだ。麓から1.5km地点には17%の壁ゾーンあり。その後も500m13%+5・5km8%超と、厳しい山道は続くのだ。

繰り返される起伏と、蛇行する道の締めくくりは、「いつも」のフィナーレ。残り5kmを切った直後に始まる約1.5kmの上り坂は、平均7.9%・最大12%と爆発力を要する上に、玉石の敷き詰められたゾーンも登場する。残り3kmで一転急降下。コーナーの続くテクニカルなダウンヒルで、石門で道幅が狭まる箇所もあり。つまりはイタリア自転車界の中心地とも呼べるベルガモの、丘の上の旧市街チッタ・アルタへと力いっぱい駆け上がり、新市街チッタ・バッサへと猛スピードで駆け下りる。

text:宮本あさか


MAP




Difference in height
高低差図
第15ステージ高低差図
Detail
詳細
第15ステージ 山岳詳細 第15ステージ 山岳詳細 第15ステージ ラスト5km 第15ステージ ラスト5.2km勾配
Time schedule
タイムスケジュール
距離 ポイント 現地時間 日本時間
39km/h 37km/h 35km/h 39km/h 37km/h 35km/h
0km地点 スタート 11:55 11:55 11:55 18:55 18:55 18:55
46.4km地点 1級山岳 13:14 13:19 13:26 20:14 20:19 20:26
87.3km地点 中間SP 14:05 14:12 14:21 21:05 21:12 21:21
98.6km地点 2級山岳 14:32 14:42 14:53 21:32 21:42 21:53
111.3km地点 2級山岳 14:55 15:06 15:20 21:55 22:06 22:20
153.7km地点 中間SP 15:49 16:03 16:19 22:49 23:03 23:19
164.km地点 2級山岳 16:16 16:32 16:52 23:16 23:32 23:52
195.0km地点 ゴール 16:53 17:12 17:33 23:53 00:12 00:33

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