ジロ・デ・イタリア2023

STAGE 12

第12ステージ

ブラ>リヴォリ

185 km
5月18日(木)午後9:00 - 深夜1:00
J SPORTS 4J SPORTSオンデマンド
【現地実況・解説版】ステージ全編 午後7:15 - 深夜2:00
J SPORTSオンデマンド限定
逃げ好きやアタッカーたちが攻撃を仕掛ける

コースの特徴

第12ステージコースマップ

日本語にすると「山の麓」という意のピエモンテ州に足を踏み入れ、ジロ一行は、いよいよ勝負地アルプスの入口までたどり着く。ステージ終盤にはちょっとした難峠も待ち受ける。スプリンターたちはおそらく無理せず、逃げ好きやアタッカーたちは精力的に攻撃を仕掛ける。それにしても今どきのマリア・ローザ候補たちが、翌日に最高標高地点「チーマ・コッピ」登坂を控えているからといって……体力温存&危険回避に努めるだろうか?

スタート直後の地形は、まさしく飛び出し向き。激しいアップダウンと、終わりのないくねくね道。36km地点で3級ペダッジェーラに上り詰め、やはり細かく蛇行する坂道を下り切ったら、スタートから55kmを過ぎ、ようやく道は平坦&直線基調になる。

その後はポー平原を静かに北西へと進む。トリノ郊外のリヴォリに入場し、1度目のフィニッシュライン通過を果たすまで、約80kmにわたって平和な道は続く。ちなみに2022年ミラノ〜トリノでは大集団スプリントの舞台となり、ここリヴォリで、マーク・カヴェンディッシュがプロ159勝目を上げている。

一方の今ステージは、残り約53kmで同街を一旦抜け出して、2級峠ブライダへと寄り道する。全長9.8kmの上りは、途中に短い下りが挟まれているにもかかわらず、平均勾配7.1%とかなりの急坂。しかも後半5kmだけなら平均8.1%に跳ね上がるし、最大12%ゾーンも登場する。ブライダ山頂からの下りもまた、負けず劣らず急坂で、中盤はヘアピンカーブの連続だ。

ただ山頂からフィニッシュラインまで、いまだ27.9kmも離れている。上り一発と下りだけで、ライバルたちを引き離せるだろうか。もしも少集団スプリントにもつれ込んだ場合には、ちょっとした駆け引きも楽しそうだ。フィニッシュ手前1kmのアーチを潜った直後には、250m勢い良く下って短く上る……いわゆる発射台にできそうな地形も待っている。

※コースの変更が発表され「チーマ・コッピ」は第19ステージのトレ・チーメ・ディ・ラヴァレド2304mになりました。

text:宮本あさか


MAP




Difference in height
高低差図
第12ステージ高低差図
Detail
詳細
第12ステージ 山岳詳細 第12ステージ ラスト3km 第12ステージ ラスト3km勾配
Time schedule
タイムスケジュール
距離 ポイント 現地時間 日本時間
42km/h 40km/h 38km/h 42km/h 40km/h 38km/h
0km地点 スタート 12:40 12:40 12:40 19:40 19:40 19:40
36.1km地点 3級山岳 13:32 13:35 13:38 20:32 20:35 20:38
79.9km地点 中間SP 14:30 14:35 14:41 21:30 21:35 21:41
140.3km地点 中間SP 15:53 16:02 16:13 22:53 23:02 23:13
157.1km地点 2級山岳 16:30 16:43 16:57 23:30 23:43 23:57
185.0km地点 ゴール 17:04 17:18 17:33 00:04 00:18 00:33

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