コースの特徴
2023年ジロ・デ・イタリアもいよいよ折り返し地点に差し掛り、本格的に「勝負地」イタリア北部へと足を踏み入れる。ただし難所アルプスはもう少し先。この日の大会最長ステージは、小さな3つの山をこなしつつ、大集団スプリントフィニッシュで締めくくる予定だ。
仮スタートがほんの少し内陸部なのだとしたら、本スタートは、まさにティレーノ〜アドリアティコ第1ステージ恒例個人TTのスタートライン。3月は海岸線をほんの数キロ先で折り返すが、5月のプロトンはそのままひたすら北西へと219km走り続ける。
ステージは長い平坦路と小さな丘が交互に組み込まれている。つまり約60km平地(微妙に上り基調)→3級ブリアッコ(登坂距離10.2km、平均勾配4.4%、最大9%)→25km平地(微妙に上り基調)→3級ボアージ(9.3km、4.2%、9%)→山頂から25km平地(下り基調)→4級カスタニョーラ(5.1km、4.6%、11%)→38km平地(微妙に下り基調)。平坦路は直線路が極めて多く、幅も広い。スプリンターたちにとっての敵は、ひたすらロータリーや中央分離帯のみ。
フィニッシュ地のトルトナは、1960年に、「カンピオニッシモ」ファウスト・コッピが42歳で天に召された地。悲しい思い出を残す街が、最後にジロに登場したのは2017年大会のことで、あの日は「ど平坦」ステージの終わりにマリア・チクラミーノ姿のF・ガビリアが最速の脚を披露した。6年前は北側から街に突入し、ラスト500mのロータリーを左折して、カヴール通りで勝負が争われた。今回は20km近い直線道路とロータリーの果てに、南側からフィニッシュ地に接近。同じく残り500mで右折して、ラストスパートを争う。
text:宮本あさか
距離 | ポイント | 現地時間 | 日本時間 | ||||
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42km/h | 40km/h | 38km/h | 42km/h | 40km/h | 38km/h | ||
0km地点 | スタート | 11:45 | 11:45 | 11:45 | 18:45 | 18:45 | 18:45 |
62.1km地点 | 中間SP | 13:10 | 13:14 | 13:19 | 20:10 | 20:14 | 20:19 |
80.0km地点 | 3級山岳 | 13:43 | 13:49 | 13:56 | 20:43 | 20:49 | 20:56 |
143.0km地点 | 3級山岳 | 15:19 | 15:31 | 15:45 | 22:19 | 22:31 | 22:45 |
169.7km地点 | 中間SP | 15:53 | 16:06 | 16:22 | 22:53 | 23:06 | 23:22 |
176.2km地点 | 4級山岳 | 16:07 | 16:22 | 16:39 | 23:07 | 23:22 | 23:39 |
219.0km地点 | ゴール | 16:57 | 17:14 | 17:32 | 23:57 | 00:14 | 00:57 |