ジロ・デ・イタリア2023

STAGE 09

第9ステージ

サヴィニャーノ・スル・ルビコーネ>チェゼーナ(テクノジム・ヴィレッジ)

35 km
5月14日(日)午後9:00 - 深夜1:00
J SPORTS 4J SPORTSオンデマンド
【現地実況・解説版】ステージ全編 午後8:00 - 深夜2:00
J SPORTSオンデマンド限定
走行距離35kmの後戻りできない孤独な戦い

コースの特徴

第9ステージコースマップ

大会第1週目の終わりの、正念場。個人タイムトライアル計3回・トータル73.2kmのうち、2回目の今ステージで、約半分の35kmを一気にこなす。道はほぼ完全に平坦で、ピュアスペシャリスト向き。最終マリア・ローザを追い求める者たちは、休息日を翌日に控えて、絶対に上手くやりこなさねばならない。

「賽は投げられた」。カエサルがこの有名な言葉を放ったのは、ルビコン川を渡る際だったという。その川辺に発展したサヴィニャーノ・スル・ルビコーネの市街地から、選手たちは孤独に1人ずつ、2度と後戻りできない戦いへと走り出していく。前ステージの総合最下位から降順にスタートし、ピンクジャージの持ち主が最終走者。ちなみに肝心のルビコン川は、10km前後で横断する。

コースは前述の通りスタートからフィニッシュまでほぼフラットで、たくさんの直線と、いくつかの直角カーブで構成されている。たいてい道幅は広く、地元メディアの報道によると「穴ひとつない」ほど完璧な舗装が施されているとのこと。計測地点は13km地点(残り22km)、23km地点(残り12km)、29km地点(残り6km)の全3か所。

最終盤はマルコ・パンターニの故郷チェゼーナの中心部を駆け抜けて、郊外の「テクノジム・ヴィレッジ」へ。今年で創設40周年のフィットネス機器会社「テクノジム」が運営する巨大なウェルネスセンターへと向かう最終ストレートは、1900mとひときわ長い。

開催委員会は走行時速52km〜56km前後、フィニッシュタイム38〜40分のハイスピードな戦いを予言する。五輪TT金メダル(プリモシュ・ログリッチ)、世界TT制覇2回にしてアワーレコード保持者(フィリッポ・ガンナ※第8ステージDNS)、そして元欧州TT王者(レムコ・エヴェネプールやシュテファン・キュング)の贅沢な競演で、凄まじい数字がはじき出されるかもしれない。

text:宮本あさか


MAP




Difference in height
高低差図
第9ステージ高低差図
Detail
詳細
第09ステージ ラスト3km 第09ステージ ラスト3km勾配
Time schedule
タイムスケジュール
距離 ポイント 現地時間 日本時間 タイム予想
平均 54km/h
第1走者
52km/h
最終走者
56km/h
第1走者
52km/h
最終走者
56km/h
0km地点 スタート 13:10 16:32 20:10 23:32 00'00"
13.0km地点 第1計測 13:24 16:45 20:24 23:45 13'52"
23.1km地点 第2計測 13:36 16:56 20:36 23:56 25'51"
29.0km地点 第3計測 13:44 17:03 20:44 00:03 32'42"
35.0km地点 ゴール 13:50 17:09 20:50 00:09 38'53"

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