マッズ・ピーダスン

マッズ・ピーダスンMads PEDERSEN

PROFILE

チーム: トレック・セガフレード
生年月日: 1995年12月18日
身長/体重: 179cm／70kg
国籍: デンマーク
Strava: Mads Pedersen
Twitter: @Mads__Pedersen
Instagram: pedersen__mads

【Past results】
2016年：オキシクリーンクラシック・ブルッヘ〜デパンネ総合8位＆ヤングライダー賞、ツアー・オブ・ノルウェー山岳賞
2017年：国内選手権ロードレース優勝、ツール・ポワトゥ・シャロント総合優勝、ツアー・オブ・デンマーク総合優勝＆ポイント賞＆ヤングライダー賞
2018年：ヘラルド・サン・ツアー区間優勝、ロンド・ファン・フラーンデレン2位、ツアー・オブ・デンマーク区間優勝、ユーロメトロポール・ツール優勝
2019年：グランプリ・ディスベルグ優勝、世界選手権ロードレース優勝
2020年：ヘント〜ウェヴェルヘム優勝、ツール・ド・ポローニュ区間優勝、ビベネルクス・ツアー総合5位＆ポイント賞
2021年：クールネ〜ブリュッセル〜クールネ優勝、ツアー・オブ・ノルウェー区間優勝、ツアー・オブ・デンマーク総合2位＆ポイント賞
2022年：サルト・サーキットポイント賞、エトワール・ド・ベセージュポイント賞、パリ〜ニース区間優勝

今季シーズンイン直後から、個人タイムトライアルの全力疾走にこだわっている。こうして2月は11kmの独走種目で区間2位に食い込み、3月には13.5kmで9位に入った。すべては母国で幕を開けるツールの初日TT13kmで上手くやるための、実践テストなのだ。

なにしろ翌日には生まれ故郷の近くを通過するし、大会2日目と3日目は、間違いなく、自分向きの荒れたスプリントコース。もしかしたらデンマーク国内でマイヨ・ジョーヌを身にまとうチャンスがあるかもしれない！

初出場フランドルで大逃げ2位に入ったせいか、ずっと「スプリントの早いクラシックハンター」として誤解されてきたと感じる。幸いなのは23歳で世界チャンピオンに昇りつめたこと。翌2020年に、アルカンシェル姿で、初めてツールに連れて行ってもらえた。そして最終日シャンゼリゼで、思い切って区間2位に飛び込んだ。おかげでチームからもようやく、「クラシックが戦えるエーススプリンター」として認知してもらえたんだとか。

そうは言っても、人生で一番勝ちたいレースは、ジュニア時代にも制したことのあるパリ〜ルーベらしいのだけれど。

text：宮本あさか写真：© rossbellphoto