ジョアン・アルメイダ
DECEUNINCK - QUICK STEP
ジョアン・アルメイダJoão ALMEIDA
PROFILE
- チーム
- ドゥクーニンク・クイックステップ
- 生年月日
- 1998年8月5日
- 身長/体重
- 178cm/63kg
- 国籍
- ポルトガル
- @JooAlmeida98
- joao.almeida.cyclist
- Past results:
- ジロ・デ・イタリア:2020年総合4位、2021年総合6位
- 2019年ツアー・オブ・ユタ総合4位&ヤングライダー賞
- 2020年ジロ・デッレミリア2位、セッティマーナ・インテルナツィオナーレ・ディ・コッピ・エ・バルタリ総合3位、ブエルタ・ア・ブルゴス総合3位、ツール・ド・レン総合7位&ヤングライダー賞、ボルタ・アン・アルガルヴェ総合9位
- 2021年UAEツアー総合3位、ティレーノ〜アドリアティコ総合6位、ボルタ・ア・カタルーニャ総合7位&ヤングライダー賞、ツール・ド・ポローニュ総合優勝、ツール・ド・ルクセンブルク総合優勝、国内選手権個人タイムトライアル優勝
母国ではすっかりあの英雄と並び称される有名人になった。「自転車界のロナウド」とメディアからはあだ名され、「僕はクリスティアーノ・ロナウドではない」と本人は答える。「ただ僕が成し遂げたことを、彼が誇りに思ってくれたら嬉しいけど」と本音もチラリ。なによりロナウドの代理人が、今シーズンからアルメイダの契約も扱うことに!
すべての発端は、人生初グランツールとなった昨ジロ・デ・イタリアで、15日間マリア・ローザを着用したこと。U23版リエージュを制し、U23版ジロで総合2位に食い込んだ22歳は、予定通りならば2歳年下のエヴェネプールの補佐役としてイタリア一周に乗り込む予定だった。ただし運命は、ポルトガルの新星に微笑んだ。
チームとの契約は今季末まで残っているが、すでにジロ直後からオファーがいくつも舞い込んでいる。中でもUAEとボーラが熱心に勧誘を続ける。クラシック精鋭集団のゼネラルマネージャーは、「うちには残らないだろうなぁ」と半ば諦め気味らしい。
するとウルフパックで走る姿は、今年で見納めとなるのかもしれない。出ていく前の「置土産」は、ジロとブエルタで作るつもり。ジロでは今度こそレムコのサポートを務め、ブエルタは生まれて初めて、本気の準備で本気で総合争いに挑む。
text:宮本あさか 写真:©Deceuninck – Quick-Step Cycling Team