サイモン・イェーツ

Simon Philip YATES

プロフィール

チーム
2025年引退
生年月日
1992/8/7
選手タイプ(脚質)
オールラウンダー
身長
172cm
国籍
イギリス
主な戦績1
ブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝(2018)
主な戦績2
ツール・ド・フランス ヤングライダー賞(2017)
主な戦績3
ジロ・デ・イタリア総合優勝(2025)

コメント

ポイントレース世界チャンピオンとして鳴り物入りでロードレースに転向した。プロになって5年後の2018年にブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝。「チームスカイ以外」の英国人によるグランツール制覇、さらにはイングランド生まれのイングランド人による総合優勝は、史上初めての偉業だった。

◆双子の弟アダムの存在

アマチュア時代は別々に走っていた。ただ英国代表チームで時おり見せる双子の連携は強大で、例えば2013年ツール・ド・ラヴニールではサイモン区間2勝・アダム総合2位と成果を分け合った。

プロ入りは同時で、2人ともオーストラリアのオリカ・グリーンエッジだった。とはいっても一緒に走る機会はそれほど多くなく、サイモンは同じチーム時代にグランツールに10回参戦したが、弟アダム同伴は4回のみ。それでも2018年ブエルタ・ア・エスパーニャでは、アダムの3週目の働きこそが、サイモンをグランツール初制覇へと導いた。

こうしてプロ生活を共に歩んできた双子だが、2021年にサイモンはチームバイクエクスチェンジに残留したものの、アダムは地元英国のイネオス・グレナディアーズに移籍した。

◆ジロ・デ・イタリアへ忘れ物を取りに

13日間もマリア・ローザを守った果てに、閉幕3日前に首位転落し、総合21位に終わった2018年のジロ・デ・イタリアでの屈辱は忘れてはいない。

同年のブエルタ・ア・エスパーニャで念願のグランツール初制覇は叶ったが、「どうしても最高の調子であの場に戻り、再度トライしたい」と、ジロ・デ・イタリアへのこだわりは強かった。だが2022年まで連続で出場するも、未だに忘れ物は取り戻せずいる。

◆ツール・ド・フランスへ再参戦

5年連続で出場していたジロ・デ・イタリアはパスし、2023年は2年ぶりのツール・ド・フランスに出場した。

ブエルタ・ア・エスパーニャで念願のグランツール初優勝を達成して以来、落車や病気で途中棄権の悔しい思いも経験してきて、思うようにならないシーズンが続いたが、どうにもならないことをくよくよ考えていても仕方がないと、気持ちはすでに切り替えている。その結果ツール・ド・フランス個人総合4位という結果を得た。

ちなみに、2021年以降別々のチームで走っている双子のアダムとは、実はチームが別れてから同じグランツールで走ったことがない。そのためこのツール・ド・フランスは2人が別チームで出場する初めてのグランツールとなった。

2014年から所属するオーストラリアチームはチームジェイコ・アルウラーという名称に代わっているが、2025年はチーム ヴィスマ・リースアバイクに移籍。ジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランスにどんな役割で参加するのか。注目してみたい。

◆悲願のジロ制覇、そして電撃引退発表

2025年、サイモンはついに最大の「忘れ物」を回収した。ジロ・デ・イタリアで個人総合優勝を成し遂げ、7年越しの悲願を達成。続くツール・ド・フランスでも区間1勝を挙げるなど、その実力が世界の頂点にあることを改めて証明した。しかし2026年1月、33歳というキャリア絶頂期のなかで突如として現役引退を発表。「全ての目標をやり遂げた」という充足感とともに、惜しまれつつもプロトンを去ることを選んだ。



メンバー

2026年 注目選手