リチャル・カラパス

Richard Antonio CARAPAZ MONTENEGRO

プロフィール

チーム
EFエデュケーション・イージーポスト
生年月日
1993/5/29
選手タイプ(脚質)
クライマー
身長
170cm
国籍
エクアドル
主な戦績1
ジロ・デ・イタリア総合優勝(2019)
主な戦績2
東京オリンピックロードレース金メダル(2021)
主な戦績3
ツール・ド・フランス区間1勝

コメント

エクアドルの高地にある町出身のカラパスは、母国に初めてのグランツール総合優勝をもたらした。彼の母国では、サイクルロードレースはあまりポピュラーなスポーツではなく、彼が初めて達成する記録は、エクアドル初と同義。エクアドルの英雄は、もちろん「初」で打ち止めにするつもりはなく、自らの後輩の育成にも精を出す。

◆無名だった時代

無名だった影響か否か、2018年のジロ・デ・イタリアに出場した際、カラパスがみせた鋭いアタックに誰も反応しなかった。

おかげで区間勝利をさらい取り、名を上げることに成功。むしろ最終盤までロペスと繰り広げた執拗すぎるほどの表彰台&新人賞争いが、人々の印象に刻まれた。

そして迎えた2019年のジロでも、ほぼノーマークの存在から、一気に区間勝利をさらいとった。そこから総合順位をじわじわと上げ、2つ目の区間勝利と念願のマリア・ローザを手に入れる。

◆オリンピックでの栄光

2021年、ディフェンディングチャンピオンとしてジロ・デ・イタリア行きの予定だったのだが、急遽ツールへ招集され、しかもエースのカラパスは途中リタイアし、突如として自らの両肩に重圧がのしかかってきたが、きっちりと責任を果たした。

その直後のブエルタで総合2位を獲得するなど、着実にトップ選手としての道を歩む。

そして勢いそのままに、東京オリンピックで金メダルを獲得。これはエクアドル人自転車選手初の快挙だった。

2023年、オリンピックチャンピオンのエクアドル人は、3年間いたイネオス・グレナディアーズを離れ、アメリカチームと新たに3年契約を結んだ。

今度はキャノンデールのバイクに金色を纏わせる。2019年にジロ・デ・イタリアを勝って以来、グランツール表彰台の常連となり、毎年安定した成績を収め続けているカラパス。もう一度グランツール総合優勝の栄光へ走り続ける。

◆信頼失う大ピンチで起死回生の走り

EFエデュケーション・イージーポストでの1年目は結果が残せなかったが、2024年シーズンは奮起。チーム首脳陣からの信頼を失いかけた時期もあったが、ツール・ド・フランスでは序盤ステージでの積極策が実ってマイヨ・ジョーヌを着用。

1日で手放したが、大会後半に再び躍動。山岳で再三逃げを打って、ステージ1勝。最終的に山岳賞を獲得した。

目指していた五輪ロード連覇は代表落ちで叶わなかったが、その悔しさをブエルタ・ア・エスパーニャにぶつけ、個人総合4位。グランツールのチームリーダーとして十分な力があることを示した。

◆ジロでの再躍進

2025年シーズン、カラパスは3年ぶりにジロ・デ・イタリアへ出場。第11ステージでは、ゴール手前の登坂区間で得意の鋭いアタックを繰り出して、後続を振り切り独走勝利を挙げた。大会を通じて安定した登坂力を披露し、最終的にサイモン・イェーツ、デルトロに次ぐ個人総合3位でフィニッシュ。2022年のジロ(総合2位)以来となるグランツール表彰台に登壇し、改めて実力を証明した。



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