ユニバーサル王座
SMACKDOWN
女子王座
(2018年12月27日時点の情報を元に作成)

<ASUKA、ブル中野以来の日本人女子WWEメジャー王座獲得>
2018年スタートの時点でSMACKDOWN!女子王者は“女王”シャーロット・フレアー。最大の山場と見られていた、女子ロイヤルランブル・マッチ覇者ASUKAの挑戦をレッスルマニア34で退け、長期政権の気配が漂い始めていた。
しかし、そんなシャーロットに予期せぬタイミングで、そして心のどこかで予期していた刺客が現れる。まだASUKA戦の激闘のダメージが残る2日後、2017年7月に女子初のマネー・イン・ザ・バンク・ラダーマッチを制してマネー・イン・ザ・バンク・コントラクトを獲得していたカーメラが、ここぞとばかりに権利行使。戦闘態勢の整っていないシャーロットを開始わずか7秒で仕留めて王座をかっさらっていった。
カーメラはシャーロット、ASUKA相手に防衛を重ねるも、サマースラムで行われたトリプル・スレット形式のタイトル戦で王座転落。挑戦者のシャーロットが同じく挑戦者のベッキー・リンチをフォールするという、王者にとってはやや不運な形でベルトを失った、この試合後に、ベッキーが親友でもあったシャーロットを突然裏切るというサプライズも起こった、 その1カ月後のヘル・イン・ア・セルでベッキーがシャーロットから王座奪取。そこからこの2人を中心に王座戦線は回っていく。2018年最後のPPVであるTLCでも、一度は両者によるTLCマッチによるタイトル戦が決定した。しかし、そこに猛烈な勢いで割り込んできたのがASUKAだった。
2人目の挑戦者として直前にTLCマッチ参入を決めると、タイトル戦でも竹刀でベッキーとシャーロットをメッタ打ち。そしてロンダ・ラウジーの乱入を追い風にしながらSMACKDOWN!女子王座を奪取。ブル中野のWWE女子王座以来となる、日本人女子によるWWEメジャー王座獲得の歴史的偉業を成し遂げた。
2018年 主なタイトル防衛戦 11
- 4月10日(火)
- スマックダウン
マネー・イン・ザ・バンク権利行使 - 〇 カーメラ
- vs.
- ● シャーロット・フレアー
- 8月19日(日)
- サマースラム
トリプル・スレット・マッチ - 〇 シャーロット・フレアー
- vs.
- ● ベッキー・リンチvs.カーメラ
- 9月16日(日)
- ヘル・イン・ア・セル
- 〇 ベッキー・リンチ
- vs.
- ● シャーロット・フレアー
- 12月16日(日)
- TLC
トリプル・スレットTLCマッチ - 〇 シャーロット・フレアー
- vs.
- ● ベッキー・リンチvs.カーメラ
SMACKDOWN!女子王座の歴史 <歴代王者>
(2018年12月27日時点の情報を元に作成)
WWE女子王者シャーロット・フレアーのRAW移籍に伴って2016年8月に創設された、WWE女子部門の2大頂点王座の一つ。6選手参加のイリミネーションマッチを制したベッキー・リンチが初代王者。
その後、アレクサ・ブリスとナオミの間でベルトが往復し、ナタリアを経て2017年11月にシャーロットが奪取。アレクサ・ブリスに次いでRAW女子とSMACKDOWN!女子の両王座を巻いた2人目の選手となった。シャーロットは一度はカーメラに王座を明け渡すも、2018年8月に奪還。そこからシャーロットとベッキーのライバルストーリーが開戦し、1カ月後にベッキーが王座を奪った。
すると今度はそのライバルストーリーにASUKAが参入。そして2018年最後のPPVでトリプルスレットTLCマッチを制して第11代王者となった。
ASUKAにとってはNXT女子王座以来のタイトルで、WWEメインロースター昇格後は初のタイトルとなった。
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