KUROBEアクアフェアリーズ
プロフィール

- 呼称
- KUROBE
- ホームタウン
- 富山県黒部市
- ホームアリーナ
- 黒部市総合体育センター
- 創設
- 1998年
- 成績
- 2020-21シーズン Vリーグ DIVISION1 12位/レギュラーラウンド11位(4勝16敗)
2021-22シーズン Vリーグ DIVISION1 12位(3勝30敗)
2022-23シーズン Vリーグ DIVISION1 10位(10勝23敗)
2023-24シーズン Vリーグ DIVISION1 11位(4勝18敗)
2024-25シーズン SVリーグ 12位(15勝29敗)
- 公式SNS
昨季は15勝29敗の12位で、SVリーグ初年度を終えたKUROBEアクアフェアリーズ。それでも勝ち星の中には、リーグ準優勝のNECレッドロケッツ川崎から上げたものが2つもあった。上位勢に対して接戦に持ち込む試合も見られ、今季はさらなる飛躍が期待されるところ。
中心となるのは、昨季は1セットあたりのブロック決定本数0.74本でリーグ2番目の数字をあげた山口真季。実力派ミドルブロッカーとして、2025年度の女子日本代表登録メンバーに名前を連ねている。
そして、ドイツ国籍のアウトサイドヒッター、シュティグロート・レーナも昨季は来日1年目ながら777得点、リーグ4番目の成績を残し、その期待に応えてみせた。守備では山口が、攻撃ではレーナが今季も大黒柱を担うことになりそうだ。
さらに昨季から厚みを増したのはアタッカー陣。アンダーエイジカテゴリーからその高いポテンシャルを見初められてきた中川美柚が、SAGA久光スプリングスから移籍加入。
また、昨季まではVリーグのブレス浜松でプレーしていた、アンドレア レイレライニが『個人昇格』を果たした。ともにアタック力の高さには定評があり、新天地で活躍を誓うものどうしだ。
もっとも、冒頭で挙げたNEC川崎からの2勝において、いずれの試合で2桁得点をマークして勝利に貢献したアウトサイドヒッターの金田莉実や、プレーに円熟みが増してきたサウスポーの浮島杏加子など頼れる存在もチームにはいる。
そのアタッカー陣を活かす役目を担うのが、身長179cmでセッターとして比較的サイズに恵まれている安田美南。デンソーエアリービーズや、女子日本代表でコーチングに携わった実績を持つ川北元監督から、柔軟かつ新鮮な考え方を授かったことで、さらなる成長のきっかけをつかんだ。
魅力たっぷりの高身長セッターとして今年の女子日本代表にも追加登録されるなど、今後ますますチームの顔となっていく予感がする。
TEXT:坂口功将