友野一希

大阪府堺市出身。4歳からスケートを始める。ノービス時代までは個性的な表現力で人気を博していた選手で、大会での成績はさほど振るわなかったのだが、徐々に力をつけ、2015-2016シーズンにジュニアグランプリに派遣されて以降は国際大会での活躍も増えた。特に2017-2018シーズン、イタリア、ミラノでの世界選手権では圧巻のフリー演技を披露。この大会、友野選手は当初、補欠2番手だったのだが、羽生結弦さん、無良崇人さんが欠場したことで出番が回ってきたのだ。そのチャンスを見事に生かし、補欠からの出場ながら5位入賞と大健闘を見せ、世界にその名を知られる契機となった。奇しくもこの時の会場が、ミラノ・コルティナ五輪でもフィギュアスケートの会場として使われる。特別な縁を感じるオリンピックへの出場を掴むことができるか、勝負のシーズンが始まる。