鍵山優真

神奈川県横浜市出身。富山県でスケートを始め、その後は長野県、軽井沢町を本拠地として練習を重ねる。その後、中学1年時に横浜市へ転居。ノービス時代はスピンが上手な選手との印象があったが、ジャンプはさほど得意ではなかった。「転ぶのが嫌」との理由でジャンプ練習が嫌いだったのだという。だがライバルと戦う機会を重ねるにつれ、ジャンプ練習に本格的に取り組むようになり才能が開花。ジュニア最終年度の2019-2020シーズンには世界ジュニア選手権2位、ユースオリンピック優勝など結果を残した。シニアでの活躍は周知のとおり。卓越したスケーティングスキルと安定感のあるジャンプを武器に北京五輪で個人、団体共に銀メダルを獲得、世界選手権では4度の表彰台など、世界のトップ選手としての地位を確立している。ミラノ・コルティナ五輪では悲願の金メダルを目指す。今季は序盤からトウループ、サルコウの2種類の四回転ジャンプは安定している。より高難度のジャンプ構成に挑むのか、期待が高まる。