アレクサンダー・メゴス
CLIMBING
アレクサンダー・メゴスAlexander MEGOS
PROFILE
- 出身国
- ドイツ
- 生年月日
- 1993年8月12日
- 身長
- 175cm
- 得意種目
- リード
- 最近の主な成績
- 2021年 東京2020オリンピック競技大会 9位
2023年 ボルダーワールドカップ年間 33位
2023年 リードワールドカップ年間 2位
ボルダー&リードワールドランキング 9位(2024年1月時点)
リーチを生かした大きな登り、柔軟な股関節と岩場で鍛え上げられた強靭な保持力が武器。岩場でのトレーニングがメインで、リード9b+(5.15c)、ボルダー8c(V15)という高難度を完登している。30歳を過ぎた大ベテランだが、昨シーズンはリードのワールドカップで3度も表彰台にたち、まだまだ健在ぶりを発揮。保守的な考えも大きいことから、初めはオリンピックに出場する雰囲気ではなかったが、紆余曲折あって東京オリンピックを目指すことになる。しかし、指の痛みを抱えながらも、ギリギリの出場を勝ち取った東京オリンピックでは、自身のパフォーマンスや外的要因も含め納得のいく成果が出せず苦い結果に。パリオリンピックへのモチベーションがどれくらいあるのかが少々気がかりなところ。2022年4月にボルダーに大幅なルールの変更が発表された際に、選手にとって改悪だと先頭を切って訴えたことで、ルールの変更は却下されたことがあり、大ベテランとして選手代表としても大きな役割を果たしている。
text:尾川とも子